仙台白菜の値段はいくらなのでしょうか?
大型で柔らかく甘みが強い仙台白菜は、塩害に強いという特徴も備えています。
一度は市場から消えてしまった仙台白菜は、2011年の東日本大震災で被災して海水を被ってしまった農地の復興プロジェクトとして栽培が再開されました。
今では仙台の伝統野菜として復活し、天皇陛下の皇位継承の祭祀「大嘗祭」の献上品にも選ばれています。
仙台白菜の値段はいくら?
仙台白菜の値段は、1個を4分の1にしたカットして100円でした。
ただ、この情報は約4年前のものです。
伝統野菜の”仙台白菜”が少量ですが入荷あります!仙台白菜とは、「松島純2号」か「松島新2号」という品種で栽培された白菜のことです☆とても貴重なのでご賞味くださいませ。
と案内しています。
実はこのお店は、仙台農協(JA仙台)の直売店です。
農協でも、入荷は少量だったんですね。
こちらの方は、まるごと一つを220円で手に入れたようです。
これも3年ほど前のことですけれど・・・
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でっかい白菜ですね~
ちなみに「仙台白菜」の名称は、広く宮城県産の白菜を指すこともあるようですが、伝統種の「松島純二号」「松島新二号」にはブランドラベルが貼られています。
松島純二号は大正13年(1924年)、松島新二号は昭和18年(1943年)に開発された品種です。
仙台白菜は大正時代から昭和初期まで、漬物用の白菜として全国に広まっていましたが、栽培がむずかしく傷つきやすいことから、新しく開発される品種に押されて戦後はほとんど生産されなくなりました。
それが震災の復興プロジェクトとして復活して、ちょうど10年が経ちました。
育てるのが簡単ではないことから、生産量はそれほど拡大していないのが現状のようです。
それでも、地元の飲食店では入荷するとお知らせするほどの食材です。
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流通量が少ないためか、最近の価格情報は見当たりません。
出荷されているのは11月から12月ということなので、わずか1ヶ月ほどの期間限定食材になっているようですね。
仙台白菜をお取り寄せできる通販はある?
仙台白菜をお取り寄せできる通販はあるのでしょうか?
これだけ情報が少ないと、むずかしい感じもします。
ようやくヒットしたのが、こちら↓
2014年に農協の通販サイト「JAタウン」で掲載されていたものです。
販売期間は、11月14日から12月15日までの1ヶ月限定でした。
15キロで5玉程度の仙台白菜が2,650円(送料別)。送料込みで考えると、1玉600~700円ぐらいする値段ですね。
地元の農協JAいしのまきでは白菜鍋のセットがあります。
仙台白菜鍋セット
- 仙台白菜×2
- 干ししいたけ(25g)×2
- ササニシキ真空パック(300g)×2
- 豚バラ肉(300g)×1
- 森林鶏モモ肉(300g)×1
- 春雨×1
これは、ふるさと納税の返礼品になっているようです。
これだけの食材が実質2,000円で手に入るということですね。
「ふるさと納税って何だ?」という方は、こちらの記事が参考になると思います。仙台白菜の販売店はどこにある?
仙台白菜の販売店は、かなり限定されているようです。
過去に販売実績があるのは、前述の農協の直売所とみやぎ生協です。
どちらも復興プロジェクトに関わっているところですね。
そんなわけで毎年11月中旬から12月にかけて、以下の販売店で仙台白菜は購入できるかもしれません。

販売期間も短いようなので、上の販売店にアクセスできないと仙台白菜はなかなか手に入らないのではないでしょうか。
白菜は明治時代に中国から日本に入ってきました。
はじめてタネの国産化に成功した場所が、宮城県浦戸諸島の無人島「馬放島」です。
そこで設立された渡辺採種場は、今でも松島純二号のタネをつくっています。
家庭菜園を持っている方なら、仙台白菜をタネから育ててみるのもいいかもしれませんね!
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