花粉症対策の時期はいつ 舌下免疫療法の効果 民間療法は効かない?

花粉症
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花粉症の人には、この春は前年より辛い季節になってしまうかもしれません。

スギやヒノキといった春の花粉の飛散予測の第2弾が日本気象協会から発表されました。

花粉症対策の時期はいつ

12月7日に「2018年春の花粉飛散予測第2報」が日本気象協会から発表されました。

その概要は「東北、関東甲信、四国地方は前シーズンの1.5倍以上の花粉が飛散する」ということでした。
>>>2018年 春の花粉飛散予測(第2報)

日本気象協会は1990年から毎年、花粉の飛散予測を公開しています。

予測の根拠は、前年夏(6~8月)の気象条件にあって、高温、少雨で日照時間が長い夏は花芽が多く育ち、翌春の花粉の飛散数が増える傾向にあるのだそうです。

毎年「植物のプロ」とともに日本気象協会が定点観測で「花芽調査」を行い、花芽の育ち具合を気象データと照らし合わせて予測を出す、という地道な活動を行っているのですね。

表は「2018年春の花粉飛散予測(第2報)」の地域ごとの予測です。北海道はシラカバ、北海道以外の地域はスギとヒノキが対象です。

地域評価前年比%
北海道少ない50
東北多い190
関東・甲信多い150
北陸やや多い130
東海やや多い120
近畿やや多い110
中国前シーズン並90
四国多い150
九州やや少ない70

時期としては、2月上旬から花粉シーズンが始まる見込みとなっています。

2月10日頃に九州から始まって、2月中に東北地方の福島や宮城県の一部まで飛び始めます。

3月に入れば残りの東北地方でも花粉が飛びはじめ、3月15日頃には花粉前線は津軽海峡を渡って北海道に到達します。

桜前線だったらいいのですけれどね。。。

この予測にしたがうと、花粉対策はもうはじめないといけない感じです。

日本医科大学の大久保公裕教授によると、花粉症の対症療法薬である抗ヒスタミン剤で症状が気にならなくなる人は、花粉のシーズンに抗ヒスタミン剤を服用しておけば治療としてはOKだそうです。

でも、抗ヒスタミン剤では症状が治まらない人には、スギ花粉症に対する「アレルゲン免疫療法」をおすすめしています。

花粉症への舌下免疫療法の効果はどうなの?

アレルゲン免疫療法は減感作療法とも呼ばれますが、薬剤を注射する「皮下免疫療法」と、薬剤を経口で摂取する「舌下免疫療法」があります。

舌下免疫療法は日本で約8万人の実績があり、厚生労働省研究班のアンケート調査では、ほぼ8割の患者さんが「症状が改善している」と回答しています。

舌下免疫療法は、スギ花粉を免疫機構に見せながら、時間をかけて少しずつスギ花粉が異物ではないことをカラダに教える方法です。大久保先生によると、花粉症の根治療法になると期待される治療方法なのだそうです。健康保険も効きます。

ただ玉に瑕なのが、時間がかかるということです。

舌下免疫療法は3年から5年に渡って、毎日舌下にスギ花粉の抽出液を投与していきます。花粉の飛んでいなくて症状が出ていない時期にも、舌下投与を続けないといけません。だから継続できないという人が、多発するのです。

他に、花粉が飛び始める前から抗ヒスタミン薬を予防的に服用し始めるという方法もあります。この初期療法を行うと、症状が軽くなったり症状の発現が遅くなる、という効果が期待できます。

舌下免疫療法と併用することもできます。

花粉症の民間療法は効かないか?

花粉症は年に2、3ヶ月で生死に関わる病気でもないので、薬に頼らずなんとかしたい、という人も少なくありません。

腸内環境を整えると免疫力があがると考えられているので、ヨーグルトを毎日食べたら症状が軽くなったという人がいたり、甜茶を毎日飲んでいる人がいたり、花粉症に効くといわれた食べ物は多くあります。

バナナがいい、という説もあるそうです。アロマやヨガもいいとか。まぁ、いろいろな方法が行われていますし、実際それで症状が改善したと感じている人もいるわけです。

でも厚生労働省の民間療法に関する評価は、あまり芳しくありません。
>>>花粉症の民間医療について

主な理由は、科学的な評価が行われていないことです。臨床研究にかかるお金のことを考えると、無理もないことだと思うのですが、医療に関してはエビデンスベースでないと信頼性が低いものと評価されてしまいます。

また、そもそも調査をしてみると効果を感じている割合が30%にも満たない、といった指摘がされています。

でも、きちんと論文になった研究のある民間療法がありました。

柑橘類の一種で、和歌山県の一部の地域でしか栽培されていない「じゃばら」という珍しい果物が、その主役です。

岐阜大学医学部の研究チームが行った臨床研究で、論文は国会図書館に収蔵されています。
>>>スギ花粉症の症状とQOLに対する「じゃばら」果汁の効果 湊口 信也,大野 康,舟口 祝彦 他

でも、ここでは読めないのでその内容はこちらで確認して下さい。和歌山県北山村のプレスリリースです。
>>>「じゃばら」果汁の飲用は、花粉症の症状の改善のみならず、QOLの改善にも有効

北山村は「じゃばら」発祥の地です。ちょうどいまふるさと納税の駆け込みのタイミングですが、じゃばらやじゃばらの加工品が、北山村などいくつかの自治体の返礼品になっています。

 

 

こうした食べ物だと副作用とか気にしなくてもいいでしょうから、舌下免疫療法のような薬物療法と並行してできるのでいいですよね。

※ 追伸:じゃばらの他にも、薬以外できちんと裏付けがあって花粉症の症状を和らげる方法がありましたので、こちらの記事に書きました。
関連記事>>>花粉症の妊婦ができる対策 症状を和らげる3つの方法

あなたが妊婦さんなら、間違いなく参考にしていただけると思いますが、妊婦さんでなくても花粉症のつらい症状を抑えたい人には役に立つと思いますので、ぜひお読み下さい。

まとめ

花粉症の身にはつらい春が、またやってきます。とくに東北、関東・甲信、中国、四国地方にお住まいの方は、この春はちょっと身構えておく必要がありそうです。

遅くとも花粉が飛びはじめる前の1月には、お医者さんにいって花粉症対策の相談をしておきましょうね♪

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