花粉症の妊婦ができる対策 症状を和らげる3つの方法

花粉症の女性が妊娠すると、赤ちゃんへの影響を心配して花粉症の治療を受けることに慎重になる方もいると思います。

でも、妊娠時にはアレルギー症状が強く出やすいそうなので、治療しないとかなりしんどい思いをしないといけません。

そこで花粉症の妊婦さんが治療を受けるとき、どのような対策があるのか、また薬以外の治療方法にどんなものがあるのかをまとめてみました。

今春の花粉情報をこちらの記事でご紹介していますので、合わせてお読みいただくとご参考になると思います。

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花粉症の妊婦ができる対策

社団法人愛知県薬剤師会妊婦・授乳婦医薬品適正使用推進研究班の書いた「妊娠・授乳と薬」によると、妊婦ができる対策は以下のように説明されています。
妊娠・授乳と薬

4) 花粉症
妊娠時には、女性ホルモンの分泌が増加して、循環血液や体内貯留水分の量が増加する。毛細血管抵抗の減少もあって、血管壁が拡張し、鼻粘膜の充血や腫れが起こってくる。つまり、妊娠中の女性は、鼻づまりが悪化しやすく、妊娠性鼻炎という言葉もある。花粉症の場合は、マスクやめがねを利用して、抗原である花粉に接しないようにすることも重要である。
薬物療法を選択する場合は、まず、クロモグリク酸ナトリウムや抗ヒスタミン薬などの点鼻薬を選択する。ステロイド剤でも点鼻製剤は、利用しやすい。第二世代の抗ヒスタミン薬では、ロラタジンやセチリジン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩などが、疫学調査などから催奇形性は否定的である 。市販薬にも含まれているナファゾリン塩酸塩やテトラヒドロゾリン塩酸塩などの血管収縮薬は、子宮収縮の作用も持つため、注意が必要である 。

まず、妊娠している人は花粉症の症状が重くなりやすい、と書いてあります。

できる対策としては、まず第一には花粉に接しないためにできるマスク、メガネの着用を推奨。抗ヒスタミン薬を使うときは、まず点鼻薬で症状の緩和をはかり、内服薬を使う場合は慎重になるべきという見解を示しています。

幸い内服する抗ヒスタミン薬で、明らかに妊婦や赤ちゃんに悪影響を及ぼす証拠がある薬はありません。

でも内服薬は、今あるデータでは赤ちゃんへの障害の発生が増加した証拠は示されていないので、治療上の有益性が危険を上回ると判断される場合にのみ投与する、あるいは潜在的な利益が赤ちゃんへの潜在的危険性よりも大きい場合にのみ使用する、という薬が多いです。

つまり、絶対に安全だとわかっているわけでもないのです。

抗ヒスタミンの市販薬には、サノフィや久光製薬が販売しているアレグラの「フェキソフェナジン塩酸塩」や、大正製薬、塩野義製薬、バイエルが販売しているクラリチンの「ロラタジン」がありますが、いずれもこのレベルの薬です。

投薬によるメリットとデメリットの判断は医師がするので、妊娠しているとわかっているときは、市販薬は服用しない方がいいかもしれません。少なくとも市販薬の服用は医師に相談したほうがいいのでしょう。

でも、もし症状が軽くなれば、抗ヒスタミン薬に頼らずに生活することができるかもしれません。

そこで、薬と併用できる薬以外の手段で、花粉症の症状を抑制する効果があると示されているものをご紹介します。

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妊婦の花粉症を和らげる方法

花粉症の症状を和らげるものとしてご紹介するのは、イスラエル発の光フォト治療器「バイオネット(bionette)」、和歌山のじゃばら、そして生理食塩水が使えるA&Dの超音波温熱吸入器の3つです。

光フォト治療器「バイオネット(bionette)」

光フォト治療器「バイオネット(bionette)」は、イスラエルで行われた90人(治療群60人、対照群30人)を対象にした二重盲検試験で、その効果が検討されています。

二重盲検試験は、臨床試験としては医学的に最も信頼性の高い試験方法で、この研究では「(花粉症を含む)アレルギー性鼻炎は、ポリープや慢性副鼻腔炎が合併していなければ、660nmの狭域帯赤色光による鼻粘膜の照射により効果的に治療することができ、症状の著明な軽減がある。」と評価されています

通年性アレルギー性鼻炎と鼻ポリープ症における狭帯域赤色光を使った光線療法

こちらで詳細をご覧いただけます。

バイオネット bionette

じゃばら

「じゃばら」は和歌山県のみでつくられている柑橘類です。

岐阜大学医学部の研究チームが行った臨床研究で、じゃばら果汁に花粉症の症状を抑制する効果が確認されました。その論文は国会図書館に収蔵されています。
>>>スギ花粉症の症状とQOLに対する「じゃばら」果汁の効果 湊口 信也,大野 康,舟口 祝彦 他

でも、論文はウェブサイトで読めないので、代わりにじゃばらの産地である和歌山県北山村のプレスリリースをご紹介します。
>>>「じゃばら」果汁の飲用は、花粉症の症状の改善のみならず、QOLの改善にも有効

毎日朝晩5mlのじゃばら果汁を2週間以上飲み続けると、花粉症の症状(水っぱな、くしゃみ、鼻づまり、鼻や目のかゆみ、涙目)が改善したという結果になっています。

じゃばら果汁以外にもじゃばらの飴、サプリメント、粉末など花粉症対策につかえるじゃばら製品があります。
【楽天市場】じゃばら

じゃばら製品専門のお店
いろんな「じゃばら」製品~じゃばら村センター

一日一粒でじゃばら果汁10ml分のナリルチンが摂れて花粉症対策になる、北山村の濃い邪払飴

3つめの生理食塩水が使えるA&D超音波温熱吸入器は、生理食塩水を43℃の温かい微粒子(エアロゾル)にして鼻から吸入させる装置です。

エアロゾルの吸入が鼻粘膜の繊毛の働きを活発にして、アレルギー性鼻炎の症状を改善することは、鹿児島大学医学部の矢野博美先生の臨床報告があります。
>>>鼻局所温熱エアロゾル療法の基礎と臨床

厚生労働省が調査した花粉症の民間療法の中でも、鼻スチーム療法・鼻洗浄療法は花粉症患者の46%が「効果あり」と評価しています。
>>>花粉症の民間療法:厚生労働省

A&D超音波温熱吸入器を使うと、安全に鼻粘膜の繊毛の働きを活性化することができます。鼻水が喉に流れてしまう、花粉症からくる後鼻漏にも効果があります。

まとめ

元気な赤ちゃんを産むには、お母さんの健康をないがしろにするわけにはいきません。

赤ちゃんへの影響を気にするあまりに、つらい花粉症の症状をがまんして健康を害してしまえば、本末転倒です。

この記事で紹介した3つの方法は、いずれも通院してうける治療といっしょに取り組めるものですし、うまくいけば症状が軽減されて減薬することができます。

この記事が、近いうちにお母さんになる方の花粉症の辛い症状を和らげることにつながれば幸いです。

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