『ちむどんどん』がいまいちなのはなぜ?つまらないと離脱する人が続出!?

ちむどんどん いまいち 離脱 エンタメ
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NHKの連続テレビ小説『ちむどんどん』がはじまって、5週目を迎えようとしています。

2013年の『あまちゃん』以降の朝ドラは、だいたい見逃さないでいるのですが、『ちむどんどん』にいまいち入り込めないでいます。

視聴者の感想や評価をみてみると、今回はそんな感じの人がずいぶん多いのではないかと思いました。

『ちむどんどん』から離脱しかけている人が続出している理由を、SNSから探ってみました。

『ちむどんどん』がいまいちなのはなぜ?つまらないと離脱する理由

『ちむどんどん』いまいちつまらないと感じてしまうのは、前作の『カムカムエブリバディ』が素晴らしすぎる作品だっただけに、いたしかたない面もあるでしょう。

でも、見ているといろいろ気になってしまうこと、ツッコミたくなる流れが出てくるんです。

「#ちむどんどん反省会」はトレンド入りするほどでした。

シンプルかつ的確なご意見だと思うのが、こちらのツイートです。

ドラマに入り込めない理由をざっくり書くと、

  • 登場人物のキャラクターが取ってつけたよう。唐突。
  • リアリティがないエピソード。不自然さが宙に浮いたまま、次に展開する。

にまとめられるのではないかと思います。

登場人物が画一的だし、エピソードに納得がいかないので、物語の中に入りにくい。

共感できない。

つまらないと離脱するのは、これが大きな理由でしょう。

Twitterを見ていくと、けっこう辛辣な意見が出ていました。

沖縄以外のどの地域でもかまわない製作陣

という言葉は、脚本の羽原大介さんのインタビューを受けているものでしょう。

──「沖縄本土復帰50年」という部分に関してはどう考えましたか?
「最初は、重大なテーマを背負って書いていかなければいけないのかと思い、とてもプレッシャーを感じました。しかし、小林さん、木村さんとの打ち合わせの中で『沖縄の話ではあるけれど、日本各地のどこにでも当てはまるような、普遍的な家族の愛のドラマを作れば良いのではないか』という話になりました。どこの誰にでも当てはまるような、故郷から上京するヒロインの話を書こうと考えました」

出典:「ちむどんどん」作者・羽原大介氏 「4兄妹にますます試練が待ち受けている」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/05/03/kiji/20220503s00041000166000c.html

羽村さんは沖縄を含めて、日本全国どこにでも当てはまる「普遍的な家族の愛」を描いているのですが、ここまでは登場人物を通して視聴者に伝わっていないかもしれません。

登場人物のキャラクター

登場人物のキャラクターが、いろいろ突っ込まれています。

主役の暢子のキャラ設定すら「雑」といわれてしまいました。

食事をつくらなくていいと言われて喜んだ主人公が、どうしてコックを目指すことにしたのでしょう?

コックを志すにいたる背景が、うまく伝わっていないんですね。

妹の歌子のエピソードも突っ込まれます。

わざわざ音楽室に来て歌うのに人前では歌えない設定は、ちょっとわかりにくいキャラです。

で、歌子の声を見込んだ音楽教師の下地響子先生が、毎回スゴイ顔をして歌子を追っかけまわす、トムとジェリーみたいなくだり。

手厳しいです。

でも、学校の教師が生徒の歌子に「あなたには才能がある」と伝えるのに、あんなに追っかけまわすのは現実味がありません。

この点は、キャラクターよりエピソードの話でしたが。

リアリティのないエピソード

ドラマ中、比嘉家にはいろんな試練・事件が降りかかるのですが、視聴者には問題が放置されたまま、ドラマが次のエピソードに移っていくように見えています。

何か大変そうな問題は起こるんですが、周辺の状況も含めていつの間にか整っているんですね。

1番の借金問題を無視

とは、幼い暢子を東京の親戚に預けるしかないほど借金で困っていたのに、結局暢子は東京に行かずに2週目が終わり、週が明けるといきなり7年後、家族そろって暮らしているところから続きがはじまったことです。

この借金問題の着地がどうなったのか?

今も放り出されたままですが、

ニーニーこと賢秀が詐欺師にだまされたお金は、借金問題のことしか言わない叔父の賢吉さんから母優子が新たに借りたことになっています。

『前の借金はどうなったの?』

となりますよね。

完済してたのか?

週が変われば、借金がなかったことになるルールかと???

先週あったはずの問題、さっき起こっていたことが、まるでなかったかのようにドラマが進んでいく傾向が『ちむどんどん』にはあります。

暢子が就職で内定もらっている「内間食品」を紹介した善一さんが、暢子の「東京に行く」って話に笑顔で拍手しています。

でも、ふつうは「内間食品」に義理を欠くことにならないか、心配になるんじゃないかしら?

たしかに、優子さんもヤバいです。

そう、優子がサイコパスでないと整合性がとりにくい(笑)

暢子も、ヤング大会で優勝して内間食品の内定勝ち取るって言っていたのに。

来週、暢子は東京に行ってしまいます。

内間食品の内定の件が触れられるのかどうか、ちょっと注目ですね。

それから、エピソードの着地が最初からわかってしまう感じも、物語に深みを感じない背景にありそうです。

二―二―が一攫千金を狙って騙されるであろうとは、具体的なエピソードが描かれる前にわかってた感じもあります。

先がなんとなく読めるから、

「明日どうなるんだろう?」

という見たくなる気持ちが沸きにくい。

暢子なんて、こんなになんでもできる人は普通いません。

だいたい「暢子、神!!」って着地になると読めます。

なにしろ、帰宅部の高3女子(暢子)が、男子陸上部のキャプテンに駆けっこで勝つ世界ですから。

でも、エピソードが丁寧に積み上げられていれば、多少現実離れした設定でもついていけると思います。

結局、

話のつながりがわからず納得できないので、

共感も愛着も信頼も持ってくれないよ。

となってしまったのでしょう。

本当は、こういう朝ドラを見たいんです。

まとめ

ほんと、私もそうでした。

子役が演じていた2週目までは、めちゃくちゃ惹きこまれていました。

でも、この気持ちもよくわかります。

なので、私はまだ離脱はしません。

子ども時代の暢子を熱演した稲垣来泉ちゃんの次の出演作がこちらです。
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