奥多摩わさびは、長野や静岡に次ぐ収穫量を誇る本わさびです。
江戸時代から続く奥多摩わさびの栽培は、清冽な水を求めて山中深くにつくられた棚田状のわさび田の整備と維持に、時間と労力がかかる大変な仕事です。
江戸東京野菜にも登録されている伝統野菜の奥多摩わさびは、どこで買えるのでしょうか?
奥多摩わさびの値段はいくらでどこで売ってる?
奥多摩わさびの値段はいくらでしょうか?
この投稿をInstagramで見る
1本350円から2,000円まで。
写真のお店は奥多摩わさび本舗山城屋。
こちらは別の日の写真で、
この投稿をInstagramで見る
採れたわさびのサイズ次第で、値段がちがいます。
奥多摩わさび本舗山城屋は、江戸時代からわさび栽培を続けている老舗わさび専門店です。
いろいろなわさびの加工品を販売していて、地酒の澤乃井の酒粕で漬けたわさび漬けが人気商品です。
この投稿をInstagramで見る
わさびもお酒も、清冽な水がないとつくれません。
東京の奥座敷には、きれいな水が流れています。
奥多摩わさび本舗山城屋 | |
所在地 | 東京都西多摩郡奥多摩町氷川717-3 |
電話 | 0428-83-2368 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 年末年始 |
駐車場 | 12台 |
奥多摩わさびは通販でお取り寄せできる?
奥多摩わさびの通販は、奥多摩わさび本舗山城屋のオンラインショップがあります。
人気のわさび漬けをはじめ、ふりかけ、お茶漬け、おせんべいなどのわさび商品がたくさんあります。
生の本わさびは、日によってサイズと値段がちがうので、
お電話でお問い合わせ下さい
とのことです。
奥多摩産のわさびは、生産者も少なくほとんど市場に出てこない希少なわさびです。
山城屋以外で通販をしているところはないようでした。
奥多摩わさびの特徴
奥多摩わさびは、高いところでは高度1,000m近い奥多摩の山中で栽培されています。
こちらは、100年以上の歴史があるというわさび田です。
この投稿をInstagramで見る
本わさびの産地の中で、特に気温の寒暖差が大きいのが奥多摩地域です。
この寒暖差が理由で、他の産地と比べて奥多摩産わさびは辛みが強いとされています。
江戸時代から栽培が続く奥多摩わさびは、徳川将軍家の献上品に使用され、寿司や蕎麦といった江戸の食文化に欠かせない食材でした。
近年は生産者が高齢化する中、2019年の台風19号による土砂災害でわさび田が甚大な被害を受け、長期的には存続が危ぶまれる状況にあります。
その中で、新たに就農して奥多摩わさびの魅力を発信している人もいます。
この投稿をInstagramで見る
わさび食堂は、シンプルなわさびの丼を販売しているフードトラックです。
運営しているのは、奥多摩の自然に惚れ込んで就農したわさび農家の角井仁さん、竜也さん兄弟とMomoさん。
わさび栽培、台風19号で打撃を受けたわさび田の復旧活動、フードトラックの運営を通じて、奥多摩わさびの伝統を将来につなげる活動をしています。
フードトラックは、JR青梅線の奥多摩駅前で開店していることが多いようです。
わさび食堂のわさび丼は、摺りおろした生わさび×かつお節×醤油というシンプルなレシピですが、わさび農家が一番おいしいと太鼓判を押すわさびの食べ方だそうです。
この投稿をInstagramで見る
まとめ
奥多摩わさびは、江戸時代に将軍家に献上され、江戸の食文化を支えた伝統ある食材です。
奥多摩わさびは、現地に足を運ばないとなかなかお目にかかれない希少な食材ですが、老舗わさび漬け店の奥多摩わさび本舗山城屋から通販でお取り寄せができます。
わさび食堂は、生産者の高齢化や台風災害で存続が危ぶまれている奥多摩わさびの栽培を、次世代につなげる活動をしています。
この記事はお役にたてましたか?
あなたのお役にたてたとしたら、
以下のソーシャルボタンで共有していただくと嬉しいです(*^^*)
↓
コメント