プラムを皮ごとそのまま、キレイに手を汚さずにいただける食べ方を紹介します。
プラムの皮には貴重な栄養素が多く含まれていて、皮と実の間が一番甘いので、丸ごと全部食べるのがおすすめです。
プラムの種は実離れがいいので、スッと包丁を入れると簡単に種を外すことができます。
酸っぱいのがちょっと苦手な方でも、美味しくいただけますよ。
プラムの食べ方 そのまま手を汚さず食べられる切り方
プラムのおすすめの食べ方は、3日から7日間常温で保管したあと、そのまま少し冷して丸ごと食べる方法です。
丸のままかぶりついても美味しくいただけますが、包丁を使って種を外しておくと、まったく手を汚さずキレイに食べられます。
プラムの切り方は以下のとおりです。
- 実に包丁を入れて種に沿って一周させる
- 両手で切れ目の左右をつかんでやさしくねじると、2つに分かれる
- 種が残っている方の実は、種をつまんでひねるとキレイに実から外れる
プラムの皮が意外と丈夫なので、軸とは反対側の先っちょの方から包丁を入れると切り込みやすいと思います。
うちの包丁は切れ味があまり良くなかったので、パン切り包丁を使いました(笑)
切れ味抜群の包丁を使う場合は、あまり気にしないでいいかもしれません。
切り分けたプラムには、包丁が種に対して縦方向に入っていました。
もうひとつのプラムも切ってみると、包丁は種に対して横方向で入りました。
縦でも横でも、実は簡単に分かれて種はキレイに外れます。
たぶん、種に対する包丁の角度が斜め方向でも大丈夫です。
このようにプラムをカットすると、まったく手を汚さずに美味しくいただけます。
プラムの皮も食べるのがおすすめの理由
プラムの皮も食べるのがおすすめなのは、皮に栄養が豊富に含まれているからです。
プラムの皮に豊富に含まれている栄養素は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンと食物繊維です。
アントシアニン
健康に寄与する機能性物質として注目されており、抗酸化作用、がん予防効果、視機能改善作用、血小板凝集阻害作用などが明らかにされています。
出典:ヤクルト中央研究所 https://institute.yakult.co.jp/
アントシアニンを多く含む食材として有名なのは、ブルーベリーです。
ブルーベリーは目に優しい食材とされていますが、プラムやぶどうも皮の部分にアントシアニンが豊富です。
プラムに含まれている食物繊維のうち、4分の3は不溶性食物繊維で、消化されずに腸まで届きやすいことから整腸作用が優れています。
実はプラムに限らず、果物は実よりも皮に多くの栄養素を含んでいるそうです。
でも皮まで食べるとなると、汚れとか農薬が残っていないかとか気になる点もあります。
プラムやぶどうの表面に、何か白っぽいものがついているのをよく見ませんか?
あれは汚れではなく、ブルーム(果粉)と呼ばれる天然物です。
ブルーム(果粉)
果実が自分で分泌する蝋のような物質で、雨や朝露などの水分を弾き、病気から身を守り、水分の蒸発を防ぐ効果がある。
よく熟した新鮮な果実ほどブルームが多く、ちょっと擦れても落ちてしまうため、たくさんブルームが付いている果実は、新鮮で丁寧に扱われた商品だとわかる。
もちろん食べても体に害はないので、安心して召し上がって下さい。
たっぷりブルームが付いている新鮮なプラムは、こんな感じです。
酸っぱいのが苦手な方は、プラムを完熟させて食べると酸味が弱まります。
プラムは実が硬いうちは酸っぱいため、3日から7日間常温で保管します。
これを酸味抜きといいます。
甘酸っぱい香りが強くなって、実が柔らかく色が濃くなってきたら完熟のサインです。
あまり放置しておくと腐りやすいので、適度なタイミングで食べましょう。
プラムとプルーンとすもも(李)
プラムとプルーンとすもも(李)は、だいたい同じものを指しています。
種としてはバラ目バラ科サクラ亜科に属しています。
あんず、梅、桃、桜は全部近い親戚関係にあります。
そのため、プラムの花は桜によく似ています。
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世界中でプラムの品種は300を超えるとされていますが、日本で流通する果実は大きく分けて日本スモモと西洋スモモの2カテゴリーです。
日本スモモは丸いカタチ、西洋スモモは楕円形の品種が多く、前者がプラムで後者がプルーンという分け方があります。
一方、ドライフルーツになったものをプルーンと呼び、生のフルーツはプラムと呼ぶ分け方もあります。
日本語としては、プラムもプルーンもすももで間違いはありません。
このように、名称の定義は明確になっていないようです。
市販されているプラムには大石早生(おおいしわせ)、ソルダム、太陽、貴陽(きよう)、シナノパール、麗玉(れいぎょく)、ハニーローザ、花螺李(からり)、李王(りおう)などがあります。
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