いちじくの食べ方はどうしたらいいのか?
食べ方といってもレシピではなくて、生のいちじくをどう扱っていいかわかりませんでした。
ドライフルーツのいちじくや、いちじくを素材にしたスイーツはときどき食べる機会がありますけれど、生だと皮ごと食べていいのか、皮は取り除いた方がいいのか迷います。
そこで、いちじくの食べ方を調べてみました。
いちじくの食べ方は皮ごとそのまま生でOK!
冷蔵庫にあったいちじくをどうやって食べたらいいのかがわからなかったので、食べ方を調べてみました。
すると、いちじくは皮の表面の細かい毛を塩でこすって落とせば、皮ごとそのまま食べられることがわかったので、実際にやってみました。
いちじくは、多分家族がスーパーで買ってきていたもので、透明なパックに5つほど入っていました。
よく見ても、細かい毛がついているようには見えませんでした。
売り場に出す前に処理されていたのかもしれません。
でも、調べた通りにやってみます。
まず、少量の塩を手に取ります。
小さなスプーンに3分の1ぐらいの量が、こんなものです。
右手でいちじくを持って、左の掌で撫でるようにして塩がいちじく全体に行きわたるように広げます。
皮が柔らかくて弱そうなので、細かい毛を落とすイメージで優しく軽くこすった状態が、下の画像です。
その後、ボウルに入れた水にササッといちじくをくぐらせて塩を落とし、キッチンペーパーで水気を取ります。
このままで齧りついてもいいのでしょうが、口に入れやすいように軸をとって2分しました。
半分の大きさが、丁度2口サイズになります。
食べてみると、淡い甘さがフワッと少し遅れて来る、昔ながらのくだものの味でした。
なんでも、いちじくは1万年以上前の地層から炭化した実が発掘されていて、栽培できるようになった世界最古の植物ではないかといわれているそうです。
水で洗った塩がぜんぶ落ちずに若干残っていて、その塩味が皮の甘みを引き立てて、ときどき強い甘さが来ます。
ちょっと複雑な味わい。
実の硬いいちじくは生で食べると美味しくないそうですが、完熟いちじくは皮ごとそのまま生で食べるのがおすすめ、ということがよくわかりました。
多くの人が実と思っている部分は、花嚢(かのう)と呼ばれる花と種を入れる袋です。
いちじくには雄花と雌花があり、食用になるのは受粉しない雌花の花嚢が肥大して果嚢(かのう)になったものです。
いちじくは花嚢の中で受粉・開花して種をつくるので、見えるところで花が咲きません。
それで「無花果」という漢字で表記されています。
いちじくの栄養素は何?
いちじくは古代ローマで「不老長寿の果物」として珍重されたともいわれる、栄養豊富な果物です。
以下は、いちじくに含まれている主な栄養素です。
アントシアニン
ポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。
ブルーベリーに多く含まれているのは、よく知られていますね。
眼精疲労の予防や改善によいとされていますが、がんの予防やアンチエイジング効果も注目されています。
ペクチン
水溶性食物繊維で、コレステロールや糖質を吸収します。
いちじくには不溶性食物繊維も多く含んでいるので、合わせて腸の動きを活性化する整腸作用や便秘予防の効果があります。
フィシン
タンパク質を分解する酵素のひとつです。
いちじくが肉やチーズと合わせて食べられるのは、フィシンが消化吸収を助けるからという理由もあります。
カリウム
体内のナトリウムの排出をうながして、むくみ解消、血圧上昇を抑える働きをします。
カルシウム・鉄
骨を強くして骨粗しょう症予防になります。
とくに女性には積極的に摂ってほしい成分です。
いちじくに限らないのですが、野菜や果物は実や果の部分よりも皮に多くの栄養素が含まれているそうです。
また、皮に接する実の部分が一番甘いところです。
いちじくに含まれている栄養素を余すところなく摂るためにも、皮ごといただくことがおすすめです。
でも、皮を剥いて食べたい人は、軸を折ってゆっくりバナナの皮を剥くように引っ張ると、熟したいちじくならキレイに皮が剥けます。
まだ実が硬いいちじくの皮を剥くときは、包丁を使いましょう。
いちじくの保存方法
いちじくを購入して2~3日で食べられるときは、冷蔵庫に入れておけば基本的には問題ないと思います。
ただ、いちじくは傷みやすいので、多少手をかけても構わない人は、1つずつペーパータオルで包んでジップロックやポリ袋に入れて冷蔵庫に保管します。
すぐには食べきれないほどのいちじくがあるときは、冷凍保存がおすすめです。
すごい!
めちゃんこ、いちじく
凄い量( ᐛ )いちじく自分そんな食わん… pic.twitter.com/DFEJpREjV8
— ちの。🍓👑 (@aoiouchi) October 7, 2021
これだけあったら、凍らすしかないですね(笑)
いちじくを水洗いしてキッチンペーパーでふき取り、1つずつラップで包みます。
冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。
解凍するときは、お尻に包丁で十字の切り込みを入れてから、数秒流水を当てて切り目を指でこすると、皮がするっと剥けるようになります。
半解凍状態で食べると、シャーベットのような食感が味わえます。
完全解凍してから食べると、コンポートのようにトロッとした食感になります。
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