ダイエットしていて挫折しそうな人は、そこで諦めてしまうと確実にリバウンドします。
僕は7ヵ月かけて6キロの減量に成功しました。その後リバウンドもしていません。
この経験からわかったことは、ダイエットでしなければいけないことは、とても単純だということです。今、ダイエットがむずかしいと感じている人も、これがわかれば、まだダイエットを続けることができるかもしれません。
ダイエットを諦める前に、これだけは知っておいて下さい。
ダイエットに挫折しそうな人はどうしたらいいか?
あなたがダイエットに挫折しそうな理由は何ですか?
諦めたら確実にリバウンドするであろうことは、わかっていますよね。それでも続けられない理由があるのですね?
以前、ダイエットを諦めた理由を尋ねたアンケートがありました。
gooランキング2011年7月「ダイエットに失敗した理由ランキング」
回答は上位から順に
- 食事制限が続かなかった
- ストレスがたまった
- 「明日から・・・」と言ってスタートすらできなかった
- すぐに結果が出ず諦めた
- リバウンドして嫌になった
- 目的があいまいだった
- 目標が高すぎた
- 決まって摂る食材に飽きた
- 運動がつらすぎた
- 体調を崩した
- 一緒に頑張る人がいなかった
- 道具をそろえただけで満足してしまった
- 運動などが難しすぎた
- 誰にも宣言しなかった
- ダイエットのための食事がおいしくなかった
- 費用がかかりすぎて続かなかった
- 色々なダイエット法を同時に試した
いろんな理由があります。
でも、大きくまとめると食べるのを我慢できなかったか、運動を続けられなかったかのどちらかでしょう。
あなたが挫折しそうなのは、食欲に負けそうだからでしょうか?
それとも運動したくないから?
はじめることすらできなかった人は放っておくとして、実際にはじめてみたのに続けることができなかった人は、もし続けられなかった理由をつぶすことができたら、ダイエットを続けていたのではないでしょうか?
まず、運動なんて無理にしなくても、ダイエットはできます。満足するまで食べても食べすぎないようになれば、食べることを我慢する必要もなくなります。
そうなれば、ダイエットを続けられると思いませんか?
もし答えがイエスなら、ダイエットするために無理して運動することはやめて、食べすぎないように、食欲を抑える術を身に着けましょう。
ダイエットしても痩せない原因はただひとつ
ダイエットに失敗した理由はいろいろありますね。でも、痩せない原因はただひとつです。
カロリーの摂りすぎ。
どんな事情があっても、結局これに尽きるのです。どんなダイエット方法をやっていたとしても、うまく痩せないとすれば原因は「カロリーの摂りすぎ」です。
逆に、使うカロリーの方が摂るカロリーより多ければ、確実に痩せることができます。ダイエット方法は何でもかまいません。
ロカボや低糖質ダイエットでも、バブルの頃に流行っていたおにぎりダイエットでも、運動をしていてもしていなくても、継続的にアンダーカロリーを維持できるのなら、間違いなく痩せます。
ダイエットには下の図のように2つの軸があるのだと思います。軸のひとつは体重、もうひとつが体脂肪率です。
×印の位置がスタートとして、理想はダイレクトに☆に向かうことです。体重を落としつつ、体脂肪率も引き下げること。減量と引き締めと同時進行ですね。
でも、同時にやるのはダイエットに挫折しかけている人にはハードルが高いのではないでしょうか。そこで、片方から取り掛かるとします。
体重を落とさなくても、体脂肪率を下げられれば、体が引き締まってスリムになります。とりあえずは△を目指すアプローチですね。
一方、まずは減量することを目指す手もあります。○に向かうやり方です。
どっちが楽かといえば、○狙いでしょうね。理由は運動なしでもいいから。
運動した方がいい理由はたくさんありますが、体重を落とすには、運動することは不可欠ではありません。運動しなくてもアンダーカロリーを維持することができるのなら、減量はできます。
体脂肪率は落ちないかもしれませんが、それは減量が進んだ時点であらためて考えましょう。まずは減量することだけに集中すれば、やるべきはアンダーカロリーを続けることだけになります。
問題がシンプルになりました。
ダイエットで楽する簡単で効果的な方法
食欲に逆らって空腹を我慢して、食べたいものを食べられないのは辛いです。多くの人が、食欲との闘いに敗れてダイエットを諦めます。
だから、できるだけ食欲とは闘わないで済むようにしていくことは、どんなダイエット方法を選んでいても役にたちます。
食欲は、脳が感じるものです。お腹が空いているのか、お腹がいっぱいなのかは、ほぼ脳の受け止め方の問題です。少ない量を食べて脳が満腹だと感じてくれれば、食欲と無為な争いをすることなくアンダーカロリーにしやすくなります。
だいたい過食してしまう人は、脳が満腹を感じる食欲センサーが上にズレてしまっているそうです。だからこれを修正して、たくさん食べなくても食欲が満たされるようになれば、楽してダイエットができるようになりますよね?
そこで食欲を抑えて満腹感を感じやすくするために、脳の食欲センサーを調整する方法をご紹介しましょう。
よく噛んで食べる
よく噛んで食べると脳内でヒスタミンが多く分泌されて、満腹感が増強されます。
ヒスタミンは炎症やアレルギー疾患に関係する物質として知られていますが、脳内では神経伝達物質として働いて、満腹中枢を刺激することがわかっています。
脳内ヒスタミンの分泌量は咀嚼中枢の活性があがるほど増えるので、同じだけ食べても一口10回噛むのと一口30回噛むのでは、後者の方が満腹感を感じやすくなるのです。
さらに、満腹中枢を刺激すると自律神経(交感神経)を介して、内臓脂肪の燃焼も促進されます。さらにさらに、よく噛むことは脂肪合成に必要な酵素の活性まで抑えてくれることがわかっています。
なんとよく噛むことは、ダイエットに一石三鳥の効果をもたらすのです。
よく噛むことのメリットは、大分医科大学の名誉教授坂田利家先生の研究でわかってきました。くわしくはこちらのサイトをご覧下さい。
↓
よく噛んで味わって食べる効用-メタボリックシンドロームと肥満の予防対策(Kaoヘルスケアレポート)
出汁を味わいながらゆっくり飲む
食事の最後や小腹が空いたときに、出汁を飲みます。ゆっくりと味わいながら一杯飲んで下さい。自分で出汁を摂れない人は、市販の顆粒タイプのものでもOKです。
鰹節と昆布、野菜から摂れる出汁は食欲を抑制する働きをします。この方法をおすすめしているのは予防医学者の石川善樹さんです。ダイエット絡みでときどきテレビでも見かけた方です。
石川善樹さんの最近の著書がこちら
↓
脳をだます(?)方法が書かれていますw
よく噛んで食べること、出汁をゆっくり味わうことは、ともに味覚を鋭くします。薄味の料理でも美味しく感じるようになるのです。これも食欲の抑制に役立ち、食欲センサーを調整します。
減量するには、アンダーカロリーにしないといけません。これまでダイエットに挫折してきた人は、結局これができなかったわけです。でも食欲センサーを正常に機能させることで、無理せず我慢せずに、食べすぎないカラダに変えていくことができると思います。
まとめ
10万年ともいわれるヒトの長い歴史のほとんどは、飢餓との闘いでした。そのため僕たちの遺伝子は、いつも食べられないときに備えて働きます。現代日本のような飽食の時代には、あっていないのです。
だから、ヒトは本能的に太りたがるものです。ダイエットがむずかしいのは、当然といえば当然。ある意味、生存本能に逆らう所業なのですから。
でも、よく噛んで食べることを日頃から意識したり出汁をうまく使っていると、本能とバトルするダイエットから脱却できる可能性があります。
ダイエットに挫折しそうな人には、ぜひ試してほしいです。
当ブログのダイエット関連の記事の一覧は、こちらからどうぞ>>>ダイエットを楽にして挫折しないための秘訣や体脂肪を下げる運動に関する記事の一覧
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