神奈川県開成町の里芋「開成弥一芋(かいせいやいちいも)」は通販でお取り寄せできるのでしょうか?
開成弥一芋は実の白さが際立つ里芋で、まろやかな甘味とねっとりした食感に特徴があります。
煮崩れしにくいため、煮物、お鍋や汁物といった寒い季節の料理と相性のよい開成弥一芋は、地産地消を推奨している「かながわブランド」にも登録されています。
開成町の里芋「開成弥一芋」は通販でお取り寄せできる?
開成町の里芋「開成弥一芋」は通販でお取り寄せできるでしょうか?
大手スーパーイオンのオンラインショップで11月10日までは、購入することができました。
でも、現在は販売終了となっています。
開成弥一芋は、イオンが推進するフードパルチザンの食材のひとつとなっているため、イオングループの外では流通していないようです。
そのため、現在は他の通販サイトからお取り寄せすることはできません。
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これはイオンのオンラインショップでお取り寄せしたものなのでしょうね~
開成弥一芋とは
開成弥一芋の起源は、明治36年に開成町出身の瀬戸弥一郎さんが、小田原常念寺の住職から譲り受けた種芋を開成町に持ち帰って育てた里芋です。
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開成町は、富士山東麓と丹沢山系に源流を持つ酒匂川がつくった扇状地にあり、清涼な水と肥沃な土壌に恵まれています。
開成町で栽培された「弥一芋」があまりに美味しかったので評判となり、戦前は関東一円で盛んに栽培されていました。
実の白さと山芋なみの粘りが特徴の弥一芋。
開成弥一芋、芋🥔本来の味を感じたくて、蒸して食べました。味は里芋特有の臭みも無く美味しく食べました😊#一燈会#bellmare_F pic.twitter.com/h9Qk6UXpnN
— たいぞう (@Taizou_FC) November 1, 2021
しかし、時代の変化とともに稲作が推奨されるようになり、弥一芋は「幻のさといも」と呼ばれるほど栽培農家が減ってしまい、開成町でも数軒の農家で細々と栽培が続けられている状態でした。
2011年に開成町の町興しの一環として、有志の農家による「開成弥一芋研究会」が立ち上げられ、開成町の弥一芋復興プロジェクトが始動します。
弥一芋を町の特産品として売り出すために「開成弥一芋」ブランドが生まれました。
このプロジェクトに神奈川県、かながわ西湘農協、イオンが参画する形で2013年に「開成弥一芋ブランド化推進協議会」が発足し、行政、生産者、販売者が一体となって開成弥一芋の魅力を次世代に継承する活動が続けられています。
開成弥一芋は、高校生も生産者の一員です。
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神奈川県立古田島高等学校は、明治時代に開校した農林学校を母体とする開成町にある高校です。
農業系の学校が地元にあったのは、プロジェクトにとってもよかったと思います。
開成町の小中学校の給食では、カレーに開成弥一芋が使われたりして、生徒たちから好評なのだそうです。
2017年には地産地消を推奨する「かながわブランド」にも認定されました。
地元重視の姿勢が、開成弥一芋のブランド戦略のようです。
開成弥一芋は、11月20日(土)の『満天☆青空レストラン』で取り上げられます。
番組で紹介した食材は、放送終了後に通販サイトの日テレポシュレで販売されることがあります。
もし、開成弥一芋が販売されたら、こちらでも紹介します。
開成弥一芋の販売場所は?
開成弥一芋はどこで販売されているのでしょう?
イオングループの神奈川県内の店舗で、12月上旬まで販売されているそうです。
「今が一番忙しい時期。それだけ多くの人に味わっていただけているのだ思う。良いものをお届けできるよう変わらず努力していきたい」と辻会長は話す。芋はイオンやマックスバリュで12月上旬頃まで販売される予定。
出典:タウンニュース10月30日号 https://www.townnews.co.jp/0608/2021/10/30/597940.html
神奈川県のイオンのお店の詳細は、こちらから検索できます。
「開成弥一芋ブランド化推進協議会」には、地元の農協もメンバーの一員なので、JAかながわ西湘の直売所などにも出ているかもしれません。
JAかながわ西湘の店舗情報は、こちらからどうぞ。
湘南ベルマーレのフットサルチームの試合会場でも、牧野謙心選手のサイングッズ付きで開成弥一芋が販売されています。
湘南ベルマーレフットサルクラブの公式スポンサーの一燈会 @ittokaiofficial さんの開成弥一芋をゲット。開成町では小学校の給食にも出るくらいカレーに入れて食べるのが普通らしい。弥一芋カレーにトライしてみる。#bellmare_F #Fリーグ#一燈会#弥一芋#開成町#籔内涼也 pic.twitter.com/JcdF0lnDd2
— pro (@proohta) November 6, 2021
牧野選手は、チームスポンサーの一燈会でスタッフとしても働いていて、一燈会が開成弥一芋の生産者でもあることから、こんな販路ができているそうです。
昨日はありがとうございました!!
見事な勝利でしたね💚💙🔥一燈会の牧野選手が育てた開成弥一芋、本当に美味しかったです✨
また是非料理に使わせてください👍
— kitchen kanaloa 【キッチンカナロア】 (@KitchenKanaloa) November 7, 2021
プロの料理人からもラブコール!
今のところ開成弥一芋は、神奈川県外の住人には「幻のさといも」のままですが、里芋は連作することが難しいため、生産量を増やすのはなかなか難しいそうです。
開成弥一芋を入手したい方は、ぜひ神奈川県まで足を運んで下さいね。
まとめ
「幻のさといも」といわれた弥一芋が、開成町の弥一芋復興プロジェクトで開成弥一芋として復活しました。
イオングループのフードパルチザンのひとつとなり「かながわブランド」にも認定された開成弥一芋は、神奈川県外ではまだ入手しにくい里芋です。
『満天☆青空レストラン』の放送を機に、通販サイトの日テレポシュレで取り扱いがあれば、希少な里芋を入手できる滅多にないチャンスです。
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