今、人気のぶどうのトレンドは、大粒・高糖度・皮ごと・種なしだそうです。
ナガノパープルはトレンドを抑えた特徴を持つぶどうで、ニューピオーネやシャインマスカットの人気品種もこのトレンドに乗っています。
でもナガノパープルの見かけは巨峰とそっくりです。
ナガノパープルと巨峰の違いは、どこにあるのでしょうか?
ナガノパープルと巨峰の違い
ナガノパープルと巨峰とは見かけがそっくりです。違いはどこにあるのでしょうか?
これがナガノパープル
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こちらは巨峰
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投降者さんのコメントがなければ、どちらがナガノパープルでどちらが巨峰かわかりません。
見たところ区別がつきにくいのは、ナガノパープルが巨峰の子供だからです。
実は、巨峰が敬遠される理由を全部つぶして生み出されたのが、ナガノパープルです。
巨峰は、ぶどうの王様といわれるぶどう界の最高峰で、大粒・高糖度が特徴です。
ナガノパープルには、さらに皮ごと・種なしという特徴が加わりました。
巨峰の購入層は50代以上が多く、若い世代からはやや敬遠されていました。
20代から40代に人気がなかったのは、以下のような理由です。
- 皮を剥くのが面倒
- 皮を剥くと手が汚れて嫌だ
- 種があると食べにくい
- 子供が食べるときに服を汚す
- 皮を剥くときにマニキュアがはがれて面倒
若い世代は「パクッパクッと食べられる美味しいぶどう」を求めていたのです。
そこで、巨峰の全国最大の生産地である長野県は、巨峰をベースに若い世代が喜んで食べてくれる新しいぶどうの開発をはじめます。
そして、10年の歳月をかけて2004年に生まれたのが、長野県オリジナル品種のナガノパープルです。
ナガノパープルは、巨峰とリザマート(欧州種)を掛け合わせで生まれました。
大粒・高糖度というもともとの巨峰の特徴に、リザマートから引き継いだ皮ごと食べられる種なしぶどうという特徴がプラスされました。
味わいは巨峰よりもややさっぱりして、さわやかな甘さです。
皮は非常に薄くさくらんぼのようです。
果実に農薬や防腐剤はついていないので、さっと水洗いしてそのままつまんで手を汚さずに食べられますし、小さな子供でも服を汚さずに食べられます。
粒が大きすぎたら、半分にカットすればOKです。
ナガノパープルっていう葡萄もらったから食べてみたらめちゃくちゃ甘い!!秋だなぁ😉 pic.twitter.com/sDfSDUGnaF
— rin_qskf9 (@qskf9) October 1, 2021
皮の薄さがよくわかりますね。
ナガノパープルは皮ごと食べられるため、ぶどうの皮に多く含まれているレスベラトロールというポリフェノールは、巨峰の4倍も摂れるそうです。
ナガノパープル1房で、赤ワイン1本分に匹敵するレスベラトロールが摂取できるといいます。
レスベラトロールは、多くの研究機関や企業が注目しているポリフェノールの一種で、抗がん作用、美肌効果、アンチエイジング効果が期待されています。
ナガノパープルの旬はいつ?通販でお取り寄せできる?
ナガノパープルの旬は9月上旬から10月です。
長野県オリジナル品種ということで、現在栽培しているのは長野県内の農家に限定されていますが、通販でお取り寄せもできます。
長野県長野市や小布施町では、ふるさと納税でナガノパープルを返礼品に選べます。
ふるさと納税は、実質2,000円の自己負担で寄附先の特産品などがお取り寄せできます。
ふるさと納税を考えている人は、中野市や小布施町も寄附先として検討してみてはいかがでしょうか?
「ふるさと納税って何だ?」という方は、こちらの記事が参考になると思います。まとめ
ナガノパープルは巨峰とリザマート(欧州種)を掛け合わせた、長野県オリジナル品種のぶどうです。
ぶどうの王様と呼ばれる巨峰が敬遠されていた理由を、全部つぶしてナガノパープルは生まれました。
人気のぶどうのトレンドを押さえた、大粒・高糖度・皮ごと・種なしの4つの要素を持ち、さっぱりとした爽やかな甘さが特徴です。
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