天国と地獄~サイコな2人~の真犯人は誰か?
このドラマを見ていると、何もかもが伏線に見えてきて仕方ありません(笑)
その中でも、勘違いさせられているんじゃないかと気になっていることについて、第6話を見るまえに書いておきます。
天国と地獄~サイコな2人~真犯人は誰?
殺人事件の容疑者として気鋭の若手経営者、日高陽斗を逮捕寸前まで追い込んだ望月彩子。
しかし、魂が入れ替わり日高陽斗として生きる彩子は、日高の周りの人々に接していく中で、真犯人が日高以外にいると思いはじめています。
日高はそんな彩子の疑念を
『この事件には裏がある。真犯人は他にいる。そう思いたいお気持ちはたいへんよくわかりますが、そういうのを希望的観測、というんですよ。』
と否定します。
『Curiosity Killed The Cat.』
彩子の家に棲みついた居候の陸は、彩子の性格が激変したことに戸惑っていましたが、日高(in彩子)が凶器を隠しているコインロッカーの場所を偶然知ってしまい、好奇心からロッカーを開けてしまいました。
そこに日高宛ての手紙が入っていたのを見て、陸は彩子(in日高)を訪ねて会いにきます。
日高のクセや振る舞いが彩子にそっくりだと感じた陸は、日高と魂が入れ替わったという彩子の話を何の疑いもなく信じます。
日高の真意がつかめない彩子は、陸に日高宛ての手紙の内容を教えてもらって、一計を案じます。
@tos
これなぁ…
この手紙の主と日高が入れ替わってたとして
歩道橋に日高を呼び寄せたのはこの手紙の主だよね
てことは日高はどっちかというと嵌められた側になるわけで
日高がガチのサイコパスで
手紙の主は被害者的な設定はおかしいのではないかなぁと思うんだよね#天国と地獄#天国と地獄考察 pic.twitter.com/g8Nf9vLRMh— rai* (@gochi_rai) February 15, 2021
『いっちょ、かましてみるか』
天国と地獄 望月彩子は日高陽斗にいっちょかました
彩子は日高に、自分は真相を知っているとカマをかけました。
日高が社長をつとめるコ・アースは、社長が殺人事件の被疑者になっているとSNSで拡散されたことで大混乱に陥っています。
会社の混乱を収めるために、彩子は日高に持ち掛けます。
あんたの殺人容疑を晴らせば済むと思わない
私じゃなければ 誰がやったんですか?
あの手紙の差し出し主。
歩道橋の彼女。
でなきゃ、あんな手紙一切隠す必要ないわよね?
彩子は日高の指示で、ガサ入れ直前の日高のマンションから段ボールに入った証拠品を持ち出しています。段ボールの中に手紙があることを知っているのは、不自然ではありません。
手紙が凶器や殺害予定リストといっしょに置かれていたので、差出人が事件に関係してると読んだわけですね。
しかし、もしかすると彩子は致命的に間違ったかもしれません。
天国と地獄 望月彩子の盲点
彩子が、どんな手紙だったかを陸に聞いたときのやりとりです。
『明日3時。学校のそばの歩道橋で待ってます。』
学校?あったかなぁ、あの歩道橋。
あの歩道橋?
他には?差出人の名前とか切手の消印とか。
名前も切手もなかった。
なんていうか、子供のころにもらったラブレターみたいな?
隠さなきゃいけない子供のころのラブレター。。。
彩子が日高のマンションから段ボールを持ち出したとき、封筒に書かれた「日高はるとさま」という宛名は、自分の目で見ています。
でもガサ入れの時間が迫っていたので、手紙を読むひまがありませんでした。
だからなのでしょうか?
歩道橋で待っていたのが、女の子だと思い込んでしまったようです。
歩道橋の彼女
このひと言で、日高は彩子が真相にたどりついていないと知ったかもしれません。
なぜなら、手紙を書いたのが女の子と限定する理由は、何もないからです。
陸の「ラブレターみたいな」という言葉に、引っ張られてしまったのでしょうね。
ふつう男の子にラブレターを書くのは、女の子ですから。
しかし、その先入観が盲点を生みました。
3時に歩道橋で待っていたのが、男の子だった可能性もゼロではない。
ここが見えていれば、彩子は「彼女」とは言わなかったはずです。
『歩道橋で待ってた子』
ぐらいの言葉を選んでいたのではないでしょうか?
確かに下駄箱に入っていそうな手紙だし、歩道橋で待っているというシチュエーションは、告白キター!みたいな雰囲気があります。
でも、ルーズリーフを破いたような紙に書いて2つ折りにしただけの手紙です。
ラブレターにしては、雑。
遊びに行く約束をしていて、放課後の集合場所を書いた業務連絡だとしてもおかしくないですよね?
差出人は男子でも問題なしです。
それに第5話まで、日高の趣向についてずいぶん伏線がありました。
彩子と対峙した、人に知られたくない密会場所に使われるという高級スパには、富樫と2人で来たことがあると話しました。
陸が部屋を出ていったと思って呟いた
『ここは壊したくなかったんですがねぇ』
という言葉の意味。
その陸が戻ってきて窓に明かりが灯っているのを見た瞬間の猛ダッシュと、陸と言葉を交わしたときの日高(in彩子)の乙女な表情。
と同時に、このタイミングで河原の捜査線上に浮かんだトダカズキ。
最初、名前だけが出たこの人が男だと思った人は、少なくないはずです。
でも河原が会いに行った戸田一希は、女でした。
意外に思うと同時に、怪しい女が登場したという強い印象を持ちました。
ここに、
歩道橋で待っていたのは女の子だと印象づけたい制作サイドの意図が感じられる
というのは、穿った見方でしょうか?
第5話の劇中、日高(in彩子)が
最初から捜査の網を絞りすぎるのはよくないかと思いまして
なに刑事として成長してんのよ
と突っ込まれるシーンがありました。
日高のセリフはそのまま、ドラマを見ている僕たちにも向けられているような気がします。
戸田一希が歩道橋で日高を待っていた人物だとしたら、戸田は日高と同じ学校に通っていたと考えられます。
これほどわかりやすい接点があれば、河原は会いに行く前にすでに調べているはず。
しかし、そんな重要な話がこれまでは出ていません。
だから戸田一希は、直接日高につながる人物ではないと思います。
公式サイトに掲載されている第6話のあらすじには
3年前の事件で証言をした目撃者を問い詰めた結果、一人の怪しい人物に行きつく。
と書かれています。
河原がたどりつくのは、クウシュウゴウさんと呼ばれた人物のようです。
殺害された被害者の手のひらに書かれた『Φ』は、数学の空集合という読み方もあるそうです。
クウシュウゴウさんと日高に、何かつながりがあるのでしょうか?
ウソかマコトか「余命3か月のハナモゲラ」な陸の『師匠』湯浅和男は、何者なのか?
日高(in彩子)が久米正彦邸近くの児童公園で拾った錠剤の包装シートは、時間がないと示す以外にも、創薬の仕事をしている日高には重要な意味があるのではないか?
第6話では、あれこれあるうちの何がわかってくるでしょうか?
蝶のチャームの伏線は、戸田一希につながって無事回収されました。
果たして、歩道橋で待っていたのは女の子でしょうか、男の子でしょうか。
これまでの流れでいけば、まだまだ謎は残されたままになると思いますが、それをあーでもないこーでもないと考えるのも楽しみです!
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