スミマサノリは俳優なのか?出演ドラマとデイリーポータルZで書いていたこととプロフィール

紳士録・淑女録
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スミマサノリ(住正憲)は俳優なのか?これまでどんなドラマに出ていたのか?

あまり見たことない人なので、何か気になっています。

薄い存在感に存在感があるというか(笑)

舞台や演劇界で俳優としてキャリアを積んできた人なのか?実はドラマにたくさん出ていたのか?

スミマサノリさんについて、調べてみました。

スミマサノリは俳優なのか?出演ドラマは何?

フジテレビ系列のドラマ「姉ちゃんの恋人」で、椅子に座っているおじさんが気になっています。

有村架純さんが演じる姉ちゃん・安達桃子が働くホームセンターの同僚・臼井一役のスミマサノリさん。

役どころが存在の薄い人なのに、何か気になる存在感!

あまり見たことのない俳優だけど、たまたま知らなかっただけなのかと思って調べてみました。

舞台でキャリアを積んできたりしていたのでしょうか?

 

で、調査の結果は

 

 

今回の「姉ちゃんの恋人」が、はじめてレギュラー出演している本格的なテレビドラマでした。

これまで出演したドラマは

  • テレビ東京系「廃墟の休日」全12話のうち6話でクリエイターとして出演(2015年)
  • NHK Eテレ「シャキーン!」の中のミニドラマ「かぶせてきましたね」でゲスト出演(2018年)
  • テレビ朝日系金曜ナイトドラマ「セミオトコ」で福引係員としてチョイ役で出演(2019年)

この3本だけのようですが、少ないとはいえ地上波ドラマに出演しています。

素人ではないようです。

 

 

「セミオトコ」が放送されたテレビ朝日系の金曜ナイトドラマなんて、ヒットドラマを量産している放送枠です。

仲間由紀恵さんと阿部寛さんの掛け合いが楽しい「トリック」シリーズは、この放送枠ではじまってメディアミックスで大成功しました。

金曜ナイトドラマ枠では、以下のヒットドラマも放送されました。
「特命係長 只野仁」
「時効警察」
「サラリーマン金太郎」
「家政婦のミタゾノ」
「死神くん」今クールは、唐沢寿明さん主演で「24」の日本リメイク版です。局としてかなり力の入ったドラマを放送している枠です。
この放送枠のドラマに出演するのは、簡単ではないと思います。

でも、舞台でキャリアを積んできたわけでもなさそうです。

 

 

所属している事務所「U.F.O.カンパニー」では、俳優・作家と紹介されています。

本職はライターなんですね。

 

1970年生まれの50歳。

もともとはデジタル系の制作会社で仕事をはじめた方です。

独立して「デイリーポータルZ」というWebメディアで記事を執筆して、ここで書いた記事が「ロマンの木曜日」というタイトルで彩文館出版から書籍化されています。

旧通産省主催のマルチメディアグランプリで、1997年にエンターテインメント賞、98年にアーティスト賞も受賞しています。

 

 

ちょっと只者ではない感じがしてきました。

 

 

2019年に俳優の西川瑞さんと、表現ユニット「劇団再現」を結成。

「日常のふとしたコメディを再現する」ユニットだそうです。

 

ちょっと中毒性がありますw

たとえばコレなんか↓

作家さんが領域を広げて、パフォーマンスにも手を伸ばした感があります。

本職の役者さんと共演しても、演技はそう不自然ではありません。

相方の西川瑞さんも「姉ちゃんの恋人」に警備員役で出ています。

 

お笑いの人たちの中に、こういう何気ない日常を切り取って見せるのが上手い人がいますよね。

スミマサノリさんにも、そんな才能があるように思います。

 

Twitterにエキストラに注目している投稿がありました。

役者目線ではない。

スミマサノリさんの立ち位置がわかる感じがしました。

といっても、演出家的な何かよりエキストラを極めたい人の可能性もあるけど。。。

 

でも、50歳でキー局の帯ドラマに初のレギュラー出演って、滅多にないことだと思います。

もしかすると「劇団再現」の活動が、そのキッカケなのかもしれません。

 

というのは、「姉ちゃんの恋人」脚本家岡田惠和さんが、スミマサノリさんと同じU.F.O.カンパニーに所属しているからです。

「捨てられた椅子に座る」という妙なパフォーマンスは、スミマサノリさんが2018年からリアルに続けているものです。

Twitterやインスタグラムのアカウントには、何百枚もの椅子に座る写真が投稿されています。

臼井一という役には、リアルなスミマサノリが投影されているとも言えるんですね。

 

岡田惠和さんは、有村架純さんに当て書きしてNHKの朝ドラ「ひよっこ」の脚本を書いた人です。

インタビューでは有村さんが演じた「みね子」だけでなく、他の若い役者もオーディションで選んだあとにあて書きして役を描いていったことを明かしています。

ドラマの中に「捨てられた椅子に座る」ことを取り込んだのは、臼井一がスミマサノリに当て書きして描かれているからでしょう。

他の役者にこの下りを演じさせたら、わけがわかりません(笑)

きっと岡田さんは、スミマサノリさんの独特の世界観が気に入っているのですね。

スミマサノリさんや「劇団再現」のフォロワー数は、今のところ素人レベルです。「劇団再現」の再生数なんて、まだ1,000回もいっていません。

それで岡田さんは、もう少し世の中にスミマサノリを知ってほしいと思ったのではないでしょうか。

スミマサノリがデイリーポータルZで書いていたこと

デイリーポータルZは、脱力系のWebサイトです。

キャッチコピーは

「愉快な気分になりますが、役に立つことはありません」

 

サイトの紹介文がこちら

デイリーポータルZは無料の娯楽サイトです。自分たちが興奮したことだけを載せています。それはあまり知られてない場所や料理だったり、自分で考えた工作作品だったりジャンルを問いません。世の中のトレンドはあまり意識していません。

あたりまえとされていることのほかに、うまいやりかたはないか考えています。

「こういうのもありか!」と思ってもらえると最高です。

スミマサノリさんが寄稿した記事も

大の大人が全力で、どうでもいいことに取り組んでみた結果を仔細にレポートしています。

 

 

面白かったのは、温水洗浄便座の水圧を「強」より強く設定すると、どれだけ強力になるかを調べた記事でした。

自前で計測器を作製して、強さのレベルを示すSGH(読みはショージ)という単位まで考案して計測するのですが、結果は・・・

最後まで読むと、膝から崩れ落ちるような脱力感が得られます。

 

こうした「大人が大真面目にふざける」記事を約400記事書いています。

多いときは週1ペースで書いていたようです。

デイリーポータルZに寄稿した記事のおかげで、NHK朝ドラ「半分、青い」に名前がクレジットされてもいます。

「姉ちゃんの恋人」にも、朝ドラの「ひよっこ」つながりがありますね!

もちろん中心は脚本家の岡田惠和さんと主演の有村架純さんですが、弁当屋藤吉の主人を演じているやついちろうさんも「ひよっこ」に出演していました。

やついちろうさんも事務所はU.F.O.カンパニーですから、岡田惠和さん、スミマサノリさんと一緒です。

もしかすると岡田組みたいなゆるやかな役者の集団ができつつあるのかも!

NHKの仕事といえば朝ドラとは無関係ですが、スミマサノリさんは2011年、12年にワンセグ用の映像作品を2本作って演出しています。

Eテレのミニドラマだけのつながりでは、なかったようです。

 

 

ライターとしては、雑誌に短編小説を連載したりコラムを書いたりもしています。

デイリーポータルZはおふざけ系ですが、雑誌はわりと固めなところにも書いています。

月刊誌「ソトコト」

月刊誌「マリ・クレール」

ANA機内誌「翼の王国」

このリストを見ると、本業は文筆家なんだとわかります。

スミマサノリさんのプロフィール

1970年1月15日生

神奈川県出身

法政大学文学部英文学科卒

有限会社U.F.O.カンパニー所属

俳優・作家・デザイナー・映像作家・パフォーマー

俳優の田辺誠一さんとは20年来の友人で、2015年テレビ東京系の「廃墟の休日」では共演している。

デイリーポータルZでも、田辺さんは何回か記事になっている。

まとめ

スミマサノリさんは、俳優としてドラマにバンバン出てくるような人ではないみたいです。

でも「劇団再現」はもう少し有名になってほしいと思います。

もし「姉ちゃんの恋人」の脚本家岡田惠和さんも同じように思っているとしたら、僕がこの記事を書いたのも岡田さんの思惑のうちですね(笑)

ドラマ中で臼井一を「捨てられた椅子」に座らせたのは、たぶん確信犯です。

ドラマの展開と同じくらい、いやそれ以上に気になりますからね!!

だいたい役名が「うすい」なんて、印象が薄いにかけているんでしょう。

スミマサノリさんへの愛しかありませんwww



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