麻布十番納涼まつりは屋台が魅力 手土産もいいけどアクセスは大変

季節の行事
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麻布十番納涼まつりは、40万人以上の人を集める夏祭りです。

わずか2日間で狭い地域にこれだけの人が集まるので、毎年大混雑します。にもかかわらず大人気なのは、出店する屋台のレベルが高すぎるからです。

別名グルメ祭りとも呼ばれる麻布十番納涼まつりがどんなお祭りなのか、ご紹介します。

麻布十番納涼まつりは屋台が魅力

麻布十番納涼まつりは、2018年で第52回を迎える夏祭りです。地元の麻布十番商店街が主催で、8月25日(土)、26日(日)の午後3時から午後9時まで、2日間で開催されます。雨天でも決行です。

麻布十番は、下町情緒を残しながら、近隣には各国大使館が多くあり都内屈指の高級住宅街の元麻布、広尾、白金もほど近く、土地柄から多くの芸能人もプライベートで遊びに来る街です。

納涼まつりでも、いろいろな人の目撃情報があるようですが、お祭りの人気は芸能人に会えるからというわけでありません。

ふだんなかなか入れないような高級店・名店のグルメをワンコイン程度の価格で食べられることが、晩夏の暑い中でもこれだけの人が集まる理由です。

たとえば、焼肉の「叙々苑」が出店します。芸能人御用達のお店としても有名ですね。

他で叙々苑が屋台を出すことはあるでしょうか?普通にいくとひとり一万円前後はかかるお店ですが、お祭りの屋台では焼肉ライスバーガー、牛タン塩だれ焼、塩だれ豚バラ焼、切落しカルビ焼などが1,000円以内で食せます。

四川料理の「登龍」も、夜にいったらひとり一万円台のお店です。春巻と油淋鶏が絶品。志村けんさんがご贔屓のお店だそうですよ♪

やきとんの「あべちゃん」も人気店。お祭りのときは100メートルもの行列ができます。こちらはリーズナブルな一本150円のやきとんが人気の秘密。もつ煮込みもおいしいです。

たい焼きの「浪花家総本店」は、三代目店主の神戸守一さんが、昭和の大ヒット曲「およげ!たいやきくん」の歌詞にある「店のおじさん」のモデルになったといわれています。たい焼きももちろんですが、宇治抹茶ミルクかき氷が人気です。

麻布十番商店街とはちょっと離れた場所にあるのが、高級中国料理の「富麗華」です。ミシュランガイドに掲載された名店の餃子、焼き小龍包、北京ダック、中華風クレープの鶏蛋餅(ジーダンビン)、揚げ大根餅がワンコインで食べられます。お店の隣の地下駐車場にテーブルとイスを置いて、お休み処として開放しています。

屋台を出しているのは、地元商店街のお店だけではありません。おらがくに自慢エリアでは、日本各地から旨いものが集まっています。

毎年人気で行列が出来ているのが、いわき名物のうに貝焼きです。各地の名品逸品が揃っていますので、何が目を惹くかは行ってみてのお楽しみですね。

屋台は全部で300店舗ほどでるので、行列のできるお店を避けてもいろいろ堪能できると思います。

麻布十番は手土産もいいものがあります

麻布十番は「おつかいもの」にすると喜ばれる品物のお店も多くあります。麻布十番訪問記念で自分用に買って帰るのもありだし、もちろんどなたかへの手土産にするのも良しです。

慶応元年(1865年)創業の老舗豆菓子店「豆源」は、各種の豆菓子のほか、おかきも美味しいです。豆源はお祭り期間中だけは、普段より安く販売しています。

50種ものかりんとうがある「麻布かりんと」も人気のお土産です。とくに「こがし黒蜜かりんとまん」は実店舗でしか買えません。

「あげもち屋」は揚げもち、おかきの専門店です。変わり揚げもちが人気で、休日に行列ができるお店です。お酒のつまみにとっても合うとか♪

3つのお店は商店街のメインストリートである麻布十番大通りと、雑式通りの交差点の左右に3店舗続きで並んでいます。

「東京ラスク」の麻布本店も、麻布十番商店街の中にあります。現場の差し入れに使う芸能人もいるそうですね。

最近人気で新名物ともいわれるのが「麻布十番 杵屋」の「揚げパスタ」です。大人のおつまみ菓子専門店が開発した逸品は、サクサクの食感がクセになります。

お土産といえば、お祭りの公式ポスターと同じ絵柄のうちわも人気です。これは無料で配られていますので、タイミングがよければ手に入れられます。

特徴的な女性を描くイラストレーター宇野亞喜良さんが、毎年デザインを手がけています。昨年までのバックナンバーがこちらからご覧になれます。

>>>麻布十番納涼まつりポスター・うちわ集

宇野さんのイラストは、こんな絵ですね。

麻布十番納涼まつりのアクセスは大変

麻布十番は、都営地下鉄大江戸線と東京メトロ南北線の2路線の「麻布十番駅」があります。

納涼まつりの日にオススメのアクセス方法は、この地下鉄一択です。お祭り会場は交通規制がひかれて歩行者天国になるので、自家用車で乗り込むのは困難です。

当日はお祭りのはじまる午後3時ごろから、大勢の人が地下鉄から出てきます。夕方になると7番出口以外の経路は閉鎖されるということもあり、地下鉄の出口辺りは満員電車のような混み具合になります。

地下鉄から人が沸き出てくる様子をみて、地獄絵図だと言う口の悪い人もいます。特に夕方からの混み具合は、半端ないです。

なのであまり混雑が好きではない人は、ひと駅となりの大江戸線や東京メトロ日比谷線の六本木駅から、六本木ヒルズを通って麻布十番納涼まつりの会場に向かうのがおすすめです。

トイレもヒルズで済ませておくといいです。他に使いやすいのは、富麗華の屋台で買い物をしてお休み処のお手洗いです。もちろん会場にもトイレはありますが、人出に比べると圧倒的に足りません。ご注意下さい。

「おらがくに自慢」エリアの端は六本木ヒルズに隣接しているので、それほど歩かずにお祭りの雰囲気は十分に味わえます。

でも、ご紹介したグルメやお土産は中心部に入っていかないと手に入らないので、麻布十番商店街のウェブサイトなどで、行きたいお店の位置は把握しておきましょう。寄る順番も考えておくといいと思います。

>>>麻布十番商店街 麻布十番納涼まつり

荷物はできるだけ持たないで、身軽な格好がおすすめです。浴衣を着たい人は少なくないと思いますが、相当暑いです。なにしろ満員電車並の人出になります。オススメなのは、着なれた洋服です。

自転車、乳母車、肩車は危険防止の観点から通行禁止になります。小さな子供連れで行くなら、午後3時から5時までです。5時半をまわると日も傾いてお祭りらしい雰囲気になりますが、一段と混むようになります。

まとめ

食べる楽しみや人混み、この季節ならではの蒸し暑さを考えると、麻布十番納涼まつりは大人のための夏祭りといえるでしょう。

気のおけない仲間と出かけたり、デートするには合っていると思います。

人混みもお祭りの醍醐味だと思える人は、楽しんできて下さいネ!!

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