東京ドイツ村のウィンターイルミネーションは、夜景観光コンベンション・ビューロー認定「関東三大イルミネーション」のひとつとして有名です。東京ドイツ村は、夜景観光コンベンションが毎年発表しているイルミのランキングの総合エンターテインメント部門で、いつも上位にランキングされています。
今冬も「メ☆ル☆ヘ☆ン~ときめきスマイル~」をテーマに11月からイルミネーションがはじまります。
例年、土日祝日やクリスマスの時期は、イルミネーションの時間帯に周辺道路や村内が混雑して渋滞が発生します。
そこで、混雑をさけてイルミネーションを楽しむためのおすすめの時間設定や駐車場の場所をご紹介します。あわせて夜の食事のこともご案内します。
東京ドイツ村のイルミネーションを混雑を避けて楽しむには
東京ドイツ村のウィンターイルミネーションは、毎年大人気で、土日祝日やクリスマースシーズンは大勢の人で賑わいます。最もひどい渋滞にひっかかると、ふだん3~5分の道が小一時間かかることもあって、せっかくイルミネーションを楽しみに来たのに、ゆっくり見ることができずにイライラしに来て帰ることになる方もいるようです。
でも、混雑を避けてイルミネーションを満喫する方法もないわけではありません。重要なのは入園出園の時間設定と駐車場の場所選びです。
その話をする前に、まず今冬のウィンターイルミネーションの概要をみておきましょう。
イルミネーションの営業期間:2017年11月1日(水)~2018年4月8日(日)
イルミネーションの点灯時間:日没から20:00まで
料金:車1台につき2,500円(人数は何人でも)。公共交通機関利用の人は4歳児以上ひとり500円。園内は車で移動することができます。
ドイツ村自体の営業時間は9:30から20:00で、イルミネーションの営業期間は朝イチで入ってもこの料金です。点灯は日没からとなっていますが、実際は薄暮ぐらいのときには始まります。
東京ドーム19個分の広大な園内にはさまざまなアトラクションがあって、小動物と遊んだり大きな芝生の広場があったりしますから、小さなお子さんのいるご家族なら、お天気の良い日に朝から出かけるのもありだと思います。でもイルミネーション目的なら午後から行っても十分に楽しめます。
さて混雑を避けてイルミネーションを楽しむ方法ですが、そのコツはシンプルに人より先に動くこと、に尽きます。
イルミネーションが日没からはじまるので、その時間を目指して来園する人が多くいます。土日祝日やクリスマスシーズンでもその傾向があるので、混雑を避けるには午後3時ごろを入園時間にするのがいいと思います。そして、まだ来園する人もいる午後6時過ぎには帰路につく。この時間設定なら、ほとんどストレスを感じることなくイルミネーションを満喫できると思います。
滞在時間は3時間程度ですが、この季節は日没も早いし、ドイツ村が少し高いところにあるのでかなり冷え込みます。園内にはレストランやカフェテリアがありますが、営業時間は16:00までですから、食事をするわけにもいきません。外で長居していると体が冷え切ってしまいますから、イルミネーションを堪能したら、早々に園を出る方がいいと思います。
東京ドイツ村の駐車場の場所を知っておきましょう
さて、歌手の森山直太朗さんの歌ではありませんが、園内はどこもかしこも駐車場です(笑)。
まずは、園内マップを御覧下さい。
図の左側に入場ゲートと出口があって、イルミネーションの中心は右手の「丘の上のステージ」の周辺です。
園内を通る道は、白い矢印で示しているように時計回りの一方通行で、この道路沿いに駐車スペースがたくさんあります。
一番おすすめの駐車場の場所は、マップの下の方の丘の上のステージを少し回ったあたりなのですが、午後から出かけていくとこのあたりはかなり混んでいる可能性があります。
そこで次におすすめなのは、ほぼ園内を一周した出口近くのフラワーガーデンやあじさいの森のあたりです。1番のピンクのゾーンですね。なにしろ出口がすぐそばですから、多少出発時間が遅くなったとしても、園内で渋滞にひっかかりません。
ただ、園内は半端なく広いので、出口近くに停めるのはイルミネーションが遠いというデメリットもあります。
イルミネーションの花形「光と音のショー」が行われるのは、一番右手奥にある「観覧車」や「おかの上のステージ」、レストラン&ショッピングのマルクトプランクの辺りです。
さらに撮影スポットとして人気が高いのは、ちょうど園内マップ中央にある「芝桜の丘」の上にある展望デッキです。このデッキから見渡すとイルミネーションの全貌がみえます。
園の端から端までは、東京ドームが4つ並ぶくらいの距離があるわけですから、ほとんどの人には予想以上の遠さです。もちろん、歩くのがぜんぜん苦にならない人もいるでしょうが、ベビーカーを使うような小さなお子さんがいると、「おかの上のステージ」まで行くのはけっこう大変です。
ちなみにおかの上のステージのあたりは人口密度が高く、イルミネーションを際だたせるために照明が落ちているので、ベビーカーを持ちながら移動すると、人にぶつかってしまうこともけっこうあるそうです。口コミでも、小さなお子さんはベビーカーではなくて抱っこひもを使った方がいいですよ、という若いお母さんの声がありました。
そこで、長距離移動が不安だと思う方におすすめの駐車場の場所は、パターゴルフ場の外周あたりか観覧車の横です。2番、3番の黄緑のゾーンですね。
実は、こちら側には臨時出口が2箇所あって、混雑するときは門を開くこともあります。だから、日によってはこのあたりが出口に近い場所にもなるのです。開くかどうかは、状況を見ながら決めるようなので、気になる方は直接電話でドイツ村に聞いてみましょう。
臨時出口が使われない日だったら、早めに出発することを心がければ、出るのが大変にはならないと思います。
さて、観覧車です。ハイシーズンだとゴンドラに乗るまでに1時間待ちなどということが、当たり前のようです。せっかくだから高いところからイルミネーションの全貌を見てみたい、とは思いますよね。どうしても乗りたいということなら、日が暮れないうちに並ぶのがおすすめではありますが、こればっかりは状況を見ながら決めたほうがいいと思います。
裏技的な話として、雨の日を狙いましょうという声があります。来園者が少なくなるのでたしかに狙い目ですが、個人的にはあまりおすすめしたいとは思いません。とくに小さなお子さんがいるご家族にはどうかな、と思います。でも、カップルや仲のいいお友達グループで来園するとしたら、これもありかもしれませんね。
東京ドイツ村で食事をするか、周辺で食事をするか
すでにご紹介したように、園内の飲食店は午後4時で営業終了です。だからイルミネーションがはじまる頃には、もう使えません。
ドイツ村は食料・飲料の持ち込みは可なので、お弁当をもってくるという手はあります。でも、暗い中外で食べるわけにもいきませんよね。なにしろ、相当寒いです。あまり食事をするのにいい環境ではありません。
食事のこともあるので、午後6時頃には出てしまうほうがおすすめです。
東京ドイツ村のある地域はいわゆるゴルフ銀座とも呼ばれる地域で、ゴルフ場が林立しています。東京ドイツ村自体がゴルフ場開発を断念してテーマパークにしたところです。
ゴルフを嗜む方はお分かりでしょうけれど、ゴルフ場がたくさんあるところは車がないと不便なところが多いので、飲食店はそう多くありません。周辺に道の駅などはあるのですが、どこも営業時間が短いのです。だから1時間ぐらいで地元に帰れる人や、宿泊場所が1時間以内という人は、戻って温かい食事をするのがいいんじゃないかな、と思います。
でも、やっぱり周辺で探したいという場合は、高速を使う方限定になってしまうのですが、館山自動車道の「市原サービスエリア」が一番だと思います。食事の後、千葉方面に向かう人はドイツ村から最寄りの「姉崎袖ヶ浦IC」から、東京湾アクアライン連絡道や圏央道を使う方は、ちょっと回り込む形になりますが、千葉寄りの「市原IC」から乗るのが最短です。
他に東京ドイツ村周辺で、食べログに口コミのあるお店を載せておきますので、参考にして下さいね。一応夜まで営業していて駐車場のあるお店にしぼっていますが、実際に使うつもりなら電話などでお店に確認して下さい。
まとめ
いかがでしょうか。東京ドイツ村のイルミネーションを混雑に巻き込まれずに楽しむ方法は、シンプルに早く来て早く帰りましょう、というお話でした。それでも十分に楽しめますから、気になっている方は是非足を運んでみて下さいね!
コメント