6月にフランス・トゥーロンで開催されるトゥーロン国際大会に出場する、サッカーU-22日本代表のメンバーが発表されました。
このチームは、来年の東京五輪の男子サッカーに出場する世代の代表チームなので、そのメンバー選考はいつも気になります。
この記事ではメンバー選考やテレビ放送について書いています。
トゥーロン国際大会2019のメンバー
トゥーロン国際大会は毎年開催されるユース世代の国際大会で、ホスト国のフランスを含めて8~10ヶ国が参加します。
大会は有望な若手選手発掘の場として欧州各国のスカウトの注目を集めていて、ここで活躍すると欧州主要リーグのクラブへの移籍の道も開けます。
参加チームはフランスサッカー協会の招待制で、日本は2000年から出場しています。
今回招集されたメンバーは以下のとおり
GK
オビ パウエルオビンナ(流通経済大学)、波多野 豪(FC東京)、山口 瑠伊(エストレマドゥーラUD)
DF
田中 駿汰(大阪体育大学)、椎橋 慧也(ベガルタ仙台)、大南 拓磨(ジュビロ磐田)、岡崎 慎(FC東京)、古賀 太陽(柏レイソル)
MF
相馬 勇紀(名古屋グランパス)、長沼 洋一(愛媛FC)、神谷 優太(愛媛FC)、三笘 薫(筑波大学)、伊藤 達哉(ハンブルガーSV)、舩木 翔(セレッソ大阪)、高 宇洋(ガンバ大阪)、岩崎 悠人(北海道コンサドーレ札幌)、田中 碧(川崎フロンターレ)、川井 歩(レノファ山口)、松岡 大起(サガン鳥栖)
FW
小川 航基(ジュビロ磐田)、旗手 怜央(順天堂大学)、小松 蓮(ツエーゲン金沢)
これまで主力だった選手が今回は何人か招集されていないのですが、その理由にはのちほど触れます。
トゥーロン国際大会2019の放送予定
トゥーロン国際大会は、NHK BS1で日本チームの予選リーグの全試合が放送されます(時間はいずれも日本時間です)。
試合予定 | 放送局 | 放送時間 |
6/1(土) 22:05- vs イングランド | NHK BS1 | 21:55- |
6/4(火) 23:05- vs チリ | NHK BS1 | 22:55- |
6/8(土) 00:05- vs ポルトガル | NHK BS1 | 6/7 23:55- |
日本が勝ちあがった場合は、準決勝と決勝も放送されます。
トゥーロン国際大会の日本代表に期待すること
U-22代表チームは、東京オリンピック出場の世代ということで、そのメンバー選考はいつも注目されています。
今回のメンバーは、一番最近の公式戦だった3月の「AFC U-23選手権タイ2020予選」の招集メンバーとかなり入れ替わりました。
特に、これまで主力としてプレーしている選手が選外になっています。
理由は所属チームで主力として活躍している選手が、Jリーグ開催中のためチーム事情優先で呼べなかったり、ほぼ同時に招集されてコパアメリカに出場するフル代表に回るためです。
オリンピック世代には、すでにフル代表に定着しているFW堂安律(FCフローニンゲン)やDF冨安健洋(シントトロイデン)がいます。
アンダーカテゴリーの年齢ながらJリーグでの活躍で注目されているFW久保健英(FC東京)、MF安部裕葵(鹿島アントラーズ)も、メディアではフル代表に回ると目されています。
Jリーグで主力に定着しているために、チームが代表への招集を承諾しなかった選手も何人かいるでしょう。今回はほぼ同時に3つのカテゴリーで国際大会があるため、いくら代表といっても呼びたい選手を呼ぶのはむずかしいのです。
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本当は主力として呼びたい選手たちが抜けて空いた席に呼ばれた選手が、今回は何人もいます。選手は、自分の立ち位置・序列はわかっているでしょう。
オリンピックは、本大会で登録できる選手が18人。年齢制限なしで呼べる枠が3あるので、この世代で確実に本大会に出場できる選手は15人です。
おそらく、今回招集されて本大会までメンバーに残れる選手はそれほど多くはないはずです。
大会中にはぜひ、序列を覆そうという意気込みを表に出して熱い闘いを見せて欲しいですね。
まとめ
トゥーロン国際大会にのぞむU-22代表チームは、いろいろな事情で来年の東京五輪出場を目指す選手たちのサバイバル競争の場にもなりました。
厳しい競争の中から、強いチームは育っていきます。
今回選ばれた選手から多くの本大会出場メンバーが出てくると、東京五輪の本大会でのメダルが期待できるのではないでしょうか。
どんな新星が現れるか、楽しみにしてゲームを見たいと思います。
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