けさ、NHKのあさイチで「あなたの知らない羊肉の世界」と題して、羊肉の魅力を伝える特集をしていました。
あさイチらしく、民放の人気番組に寄せた攻めのタイトルですね。自宅でできるレシピを番組で紹介していたので、朝から食いついて見てしまいましたw
羊肉の骨付きレシピ
けさのNHK「あさイチ」の羊肉特集で、家庭でできる羊肉レシピが紹介されていました。
まずはじめは、骨付きラムチョップをシンプルに塩、コショウだけでいただくというレシピでしたが、焼き方だけで一流レストランと同じような味を引き出す調理法が紹介されました。
上手に焼くために、フライパンの縁を使って肉の側面を焼いたり、ほぼ焼けたらアルミホイルでつつんで、余熱で中まで火を通すことで、肉が堅くならないようにしていました。
番組のウェブサイトに印刷用のレシピが載っていましたので、興味のある方はお早めに御覧く下さい。
骨付きラムチョップこっちのやり方でも、うまく焼けそうです。
↓
脂の多いラムチョップをフライパンで美味しく焼く方法
料理名:フライパンで焼くラムチョップ
作者:Seika A
■材料(2人分)
ラムチョップ(骨付きラム肉) / 厚みのあるもの4本
ハーブソルト ※添付されているもので可 / 1袋
オリーブオイル / 大さじ1
ニンニク / 1/2片
<トッピングとして> /
モッツァレラチーズ チェリータイプ / 4個
<付け合わせ>ベビーリーフ / 2/3袋
■レシピを考えた人のコメント
余分な脂を出してレストランのように背脂まで美味しいラムチョップの焼き方です!使うのはフライパンのみです。
朝からビールに合いそうなラムチョップをつくるって、ちょっと反則です(笑)
というか、だいたいラムやマトンて、ジンギスカンとか火鍋とかラムチョップとか、お酒と一緒にいただくのが筋って感じですから、朝やる内容じゃないよなぁ~
それこそ「マツコの知らない世界」向きでしたw
それでタイトルをパクったのかな?
羊肉の臭い消しはいらない
羊肉の臭いは食欲を萎えさせます。
個人的にはマトンといえば独特の臭みがあって、あまり食べたいものではありませんでした。学生時代に部活の合宿で、マトンを食べなければ食事がないという地獄の10日間(笑)を経験したこともあり、社会人になってから羊肉は長い間敬遠していました。
ラムなら臭くないといわれて食べたこともありましたが、やっぱりニオイは気になりました。ジンギスカンや火鍋の羊肉がおいしいと思うようになったのは、割と最近のことだと思います。
あのマトン独特の臭みは、脂質からきているのだそうです。塩とコショウを振るだけで食べられるとは、思いもしませんでした。最近の羊肉は臭いがしなくなったのでしょうか。
山岳地帯で放牧されていた羊は、活動量が多いためにほとんど脂がつかず、これもニオイはしないそうです。でも、羊がみんな山岳放牧されているわけではありません。
臭いがしなくなったのは、鮮度管理の技術がとてもよくなったからだそうです。鮮度がいいので、ほとんど臭みのない羊肉が流通するようになりました。
ふるさと納税でも、ラムチョップやジンギスカンセットが人気だそうです。
たとえば北海道滝川市です。
北海道遠別市では、農業高校の生徒たちが育てた羊肉が美味しいと評判で大人気になって、ふるさと納税の申し込みが殺到しました。寄附額が前年比で20倍以上の、なんと1億3千万円超になったそうです。
羊肉を返礼品にしている自治体は、北海道と東北に多いようです。気になる方はチェックしてみて下さいね!
羊肉はダイエットにいい
最近、ちょっとした羊肉ブームが来ているのは、羊肉がダイエットにいいといわれているからだそうです。
羊肉には、脂質にくっついて脂肪燃焼の場になるミトコンドリアに脂肪酸を誘導するカルニチンが、豚肉や牛肉にくらべてかなり多く含まれているため、羊の脂は太りにくいといわれています。
だからといって、牛肉をやめて羊肉にすれば痩せられるというわけでもないでしょう。
ダイエットに成功した経験からひと言いうと、羊肉でもカロリーを摂り過ぎたらカルニチンが多かろうが太ります。
で、最近はスーパーでも羊肉を販売するようになってきました。
やはり鮮度が保持できる環境があって、羊独特の臭みがあまり出ないようになったことが大きいのでしょうね。ジンギスカンは北海道民のソウルフードだそうですが、北海道以外でも自宅で気軽にジンギスカンが楽しめるようになりました。
価格も牛肉より少し安いぐらいだから、手軽に家庭でできるレシピが多ければ、鶏、豚、牛についで第4の食肉として定着してもおかしくないですね♪
羊肉の魅力を広めることを一大生産国のオーストラリア政府に託されている、羊肉のプロ「ラムバサダー」の方が、今の流れを単なる羊肉のブームではなく、食文化として定着してほしいと話していました。
ダイエットにいいという理由だけで、ブームになっているわけではなさそうなので、羊肉はもっと身近な食材になっていくのではないでしょうか。
まとめ
羊は性格がおだやかで大きくなっても40kgほどなので、育てやすい家畜なのだそうです。
最近のブームを背景に、銘柄羊を育てる取り組みが始まり、高齢化した酪農家が牛をやめて羊を飼育しはじめる例もあります。
世代交代がうまくいかず離農が進んで耕作放棄地が増えている地域では、羊が草をたくさん食べるので、羊の放牧は一石二鳥、三鳥にもなる地域活性化策になるそうです。
羊肉が日本の食文化に定着することを願いつつ、この夏はビールと骨付きラムチョップをいただこうかな、と思っています。
この記事はお役にたてましたか?
あなたのお役にたてたとしたら、
以下のソーシャルボタンで共有していただくと嬉しいです(^^)
↓
コメント