みたままつりは提灯が見どころ アクセスとかスケジュールとか

季節の行事
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みたままつりは、靖国神社で開催される日本古来のお盆に因んだ夏祭りです。

参道の屋台は全国屈指の規模を誇り、昔懐かしい縁日の雰囲気を今に伝えていましたが、残念ながら2015年以降は出店が見合わされています。

それでも15万人以上の人出で賑わうみたままつりは、7月の東京の風物詩になっています。

みたままつりは提灯が見どころです!

みたままつりは「光の祭典」ともいわれ、最大の見どころは夏の夜空を飾る大小3万以上もの提灯です。

開催期間中は、献灯(みあかし)とよばれる提灯と著名人が筆をしたためた懸雪洞(かけぼんぼり)の光が、境内を照らし続けます。

 

境内を彩る「みあかし」は、誰でも献灯することができます。奉納者の名前が提灯ひとつひとつに書かれて、毎年戦没者の遺族や友人など多くの人が奉納しているそうです。有名人の中にも欠かさず献灯している方がいらっしゃいます。

 

 

メディアでは、閣僚や保守系の政治家が奉納していると報じられることもありますね。これもある意味、初夏の風物詩になっています。

献灯は靖国神社のウェブサイトに案内があります。初穂料(価格)は大型1灯12,000円、小型1灯3,000円です。

>>>祭事のご案内:靖国神社

みたままつりへのアクセス方法のおすすめ

靖国神社に行くには、公共の交通機関がおすすめです。都心にあるので、車でいくと駐車場を探すのが大変ですからね。

みたま祭りへのアクセスは、JRの飯田橋駅か市ヶ谷駅から徒歩10分、地下鉄の東京メトロ、都営地下鉄は九段下駅から徒歩5分です。

2015年以降は露店が出なくなって、人出が30万人から15万人に半減したそうなのですが、それでも提灯に火が灯る夕暮れどき以降は、かなりの人出で混雑します。

人の流れやお祭りの雰囲気を楽しむことを考えると、地下鉄九段下駅の一番出口を使って、田安門側から入るルートを選ぶといいと思います。

【おすすめルート】

大鳥居から参道をまっすぐ進んで大村益次郎像の横を通り、二の鳥居、神門をくぐって拝殿に至ります。

拝殿の前にある神門にかかっている七夕飾りは、毎年宮城縣護国神社から奉納されていて、仙台たなばた祭りで使われるものと同じ七夕飾りです。これも見ものですね。

 

タイミングがよければ、拝殿前で和太鼓などの奉納芸能を見物することもできます。

帰りは、本殿の南側の南門から出ることができます。南門から九段下駅と市ヶ谷駅はほぼ同じ距離ですが、飲食店の数は市ヶ谷駅周辺が圧倒的に多いです。

夜店が出なくなって、靖国神社の境内では飲食ができなくなってしまいました。みたままつりを楽しんだ後に何か飲んだり食べたりするなら、南門を出て右手の市ヶ谷駅方面に向かいましょう。

みたま祭りはスケジュール満載!

みたままつりでは靖国神社に合祀されている英霊を慰めるため、毎日たくさんの祭儀や奉納行事が繰り広げられます。

参道の途中、大村益次郎像の周りで連日行われる盆踊りは、東京都内ではもっとも早い開催になるそうです。

御霊祭りは2018年の7月13日(金)から16日(月)の4日間で開催されます。開催期間中は毎日、午前9時から午後9時30分まで参拝することができます。ただし、拝殿に登って参拝できるのは午後8時までです。

お祭りのあいだは、境内のいろいろな場所で神輿振り、阿波踊り、青森ねぶたなどさまざまな奉納芸能が繰り広げられます。最終日の夜には、歌手のつのだ☆ひろさんの奉納野外コンサートが恒例になっていますね。

開催期間中のスケジュールは、例年6月半ばに発表されています。

まとめ

みたままつりのはじまりは、昭和22年。いまの日本が紡いできた、第二次世界大戦後の復興と発展の歴史とともに、歩んできたお祭りです。

東京の初夏を彩る光の祭典は、日本の礎となった方々への感謝と平和への願いを伝える鎮魂祭でもあるのですね。

美しい光と賑やかな催しの背景に思いを致し、夏の一夜を靖国神社で過ごしてみませんか?

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