衣替えの季節になるたびに、収納スペースが狭いと感じることはないですか?
気に入った服をふつうに買い揃えていくと、収納スペースはいくらあっても足りませんね。
この記事では、限られたスペースを有効活用する収納術や、狭い中でも衣替えを簡単にする方法を書いています。
衣替えでは収納以外にも、黄ばみ問題、臭い問題に悩まされがちです。その対策は以下の記事で書きましたので、興味がある方はぜひお読み下さい。
関連記事
>>>シャツの襟の黄ばみを落とす方法 原因と洗剤の選び方とか防止とか
>>>衣替えのときの臭いの原因は 臭い対策と収納前の洗濯の方法
衣替えの収納術
服の数に対して十分に広い収納スペースがあれば、季節に合わせて多少置き場所を入れ替えるぐらいで、わざわざ衣替えをする必要もありません。
でも、持っている服に対して収納場所が十分にない人の方が、圧倒的に多いですよね?
そこで、限られたスペースにシーズンオフの衣服をぜんぶ収めるための収納術が力を発揮します。
収納術の基本は、衣服のたたみ方・しまい方にあります。
収納スペースがどのくらいとれるか、どんな洋服をどれくらい持っているかは、生活習慣、仕事、趣味・嗜好、家族構成などで違ってきます。100の家庭があれば、それこそ100通りの状況があるわけです。
でも、どんな状況であっても以下のような衣服のたたみ方・しまい方をすれば、狭い場所をより広く、限られたスペースをより効率的に使えるようになります。
まず、同じタイプの服は同じ場所で収納、が基本です。
そしてたたんでしまい込む衣類は、平積みして重ねるよりも立てて並べる方が、同じスペースに多く納めることができます。
ということで、最初に手持ちの衣類をグループ分けしましょう。
アウターはたたんでしまえるものと、ハンガーにかけて保管するものにわけます。たたみじわが付くと消えにくいタイプは、ハンガーで保管がおすすめです。シャツでもワイシャツのように襟を潰したくないものや、たたむとしわが付きそうなスカート、デザインが崩れそうなワンピースなどは、ハンガーで保管した方がいいかもしれません。
たためるものは、シャツなら襟の有無、袖の長さ、素材の別など、ボトムスもパンツ、スカートのタイプ別や素材の違いなどで分けていきます。
グループ分けをすると、種類ごとにどのくらいのスペースを割り当てればいいか見当がつきやすくなると思います。そこで次に、どのタイプをどこに収納するかをザックリ決めます。これは最後に調整しますので、ラフな決め方でかまいません。
そして、収納場所の高さに合わせて衣服をたたみます。チェストや衣装ケースの引き出しで保管するなら、引き出しの深さが基準になります。
衣類を立てて並べるには、引き出しの深さにあわせて若干低いくらいにすると、丁度よくなります。
シャツはひとつひとつサイズが違うので、たたんだときの幅が同じになるようにすると、スペースを効率よく使えます。
売り場に平積みされているTシャツやポロシャツの要領で、できるだけ同じ幅になるようにたたみ、縦方向は三つ折りとか四つ折りで、収納場所の高さに合わせます。
まずノートのA4サイズぐらいにたたんでから、三つ折り、四つ折りにする方法ですね。ニットやたたむことにしたアウターも、シャツにならってたたみます。
ただニットやアウターは、冬物のようにかなり嵩張るものもあるので、場合によっては後回しにしてもいいかもしれません。
ボトムスは適当な幅に折ったら、ロール状にクルクル丸めると簡単です。
収納するものをたたんだら、収納場所の引き出しに並べます。引き出しの手前から後ろに、あるいは左から右に(もちろん逆でもけっこうですが)、順番に並べていきます。
縦方向で並べるのと、横方向で並べるのでは、収まる衣類の数が違うこともあるので、うまく収まらない場合は、ちがう方向でも試してみましょう。
Tシャツなどはミリタリーロールというたたみ方をすると、いっそうコンパクトになります。
この方法は、まず10センチほどの幅でシャツの裾を折り返して裏返し、裾をポケット状にします。次に袖と身頃を折り返して1,000円札ぐらいの幅に整え、首の方からグルグルとロール状に巻いていきます。巻ききったら、最後に裾のポケットに手を入れて折り返し、ポケットでロールを包み込みます。
ミリタリーロールは、アメリカ軍式のたたみ方で、しわの予防にもなります。
衣類圧縮袋を使って、ボリュームを小さくすることもできます。
たとえば、こんなものがあります。
ニットやアウターは、こういうものが便利かもしれません。
圧縮バッグといっしょになっているものも販売しています。嵩張る服が半分以下のボリュームになります。
押入れの天袋などにしまうには、使い勝手がいいですね。
ちなみに、上記のたたみ方と引き出しへのしまい方は、使用中の衣類の収納にも役立ちます。
例えば洗濯したものを引き出しの奥に入れて、手前の服から着るようにすると、ついつい同じ服ばかり着てしまうのを避けることができます。手持ちの衣装が一覧でわかるので、同じ系統の服ばかり買ってしまうのも予防できるそうですよ。
衣替えで収納が狭い問題の本質
収納の問題は詰まるところ、収納スペースの広さと衣類の数量のバランスに尽きます。
狭い収納スペースを、たたみ方やしまい方の工夫でこれ以上広くできないのなら、あとは保管する必要のある服の数量で調整するしかありません。
いわゆる「断捨離」ですね。全然着ていない服や、あまり着なかった服、デザインが古くなった衣類は、売ったり、リサイクルに出したり、捨てたりしましょう。
衣替えは断捨離を決行する好機です。この機会に捨てる服、残す服を決めて、毎シーズン繰り返していけば、不要な衣類が減っていって、だんだん収納問題の症状が軽くなっていきますよ。
断捨離の仕方は、いろいろな人が教えてくれていますね。
有名なのはこんまりメソッドです。ときめくかどうかで決める方法。
他のやり方もありますが、おおざっぱにいうとシーズン中に一度も着なかった服は手放しましょう、ということですね。
定番のベーシックなものは別として、トップスもボトムスも3シーズンくらいでかなりデザインが変わりますから、迷ったら手放すぐらいで、収納スペースの確保という視点からはちょうどいいと思います。
空きスペースを有効活用するグッズに助けてもらう方法もあります。
たとえば、押入れをクローゼットにするハンガーラック
突っ張り棒タイプなら、設置場所もかなり自由です。
衣替えを簡単にする方法
衣替えの収納に関する悩みには、スペースの問題とあわせて、メンドクサイという悩みもありますね。
手間がかかるから、なかなか衣替えに手をつける気にならない人は少なくないと思います。簡単にできるなら、すぐにやっちゃうのにね。。。
衣替えを簡単にする一つの方法は、春夏秋冬すべての季節、同じ収納方法で衣類をしまうことです。
シーズン中の衣類もシーズンオフの衣類も、同じ衣装ケース、同じチェストを使っていると、衣替えは引き出しを入れ替えるだけで完了します。
これから使う衣類の引き出しを、季節の終わる服の引き出しと入れ替えに、出し入れしやすい位置に持ってくるだけです。
これから引っ越しや新築を考えている人は、この考え方を採用すると、衣替えは劇的に簡単になるでしょう。
次の方法は、誰でも、今からすぐにでもできるアイデアです。
クリーニング屋さんの中に、そのお店に出した服を一定期間無料で預かってくれるところがあります。もちろん、有料サービスにしているところもあります。
たとえば宅配クリーニングのリナビスは、最長6ヶ月、風通しのいい建屋の中で衣類を保管してくれます。
僕もシーズンオフのアウターをまとめて出したことがありますが、これは本当に楽です。
シーズンがはじまる頃に返してもらうように指定すれば、シーズンオフに洗濯物をまとめて出して、シーズン直前に受け取る手間だけで、衣替えが完了します。
クリーニングに出す衣類をこんな風に専用の袋に入れて宅配便で送ります。
宅配伝票も記入済みで送ってくれます。
この方法なら、衣替えの手間と収納場所問題が一石二鳥で片付きます。
保管期間中の黄ばみ問題、臭い問題とも無縁です。衣替えが面倒な人は、ぜひ一度試してみて下さいね!
まとめ
衣替えのタイミングで明らかになる、収納が狭い問題は、たたみ方・しまい方の収納術と不要な衣類を手放す断捨離で解消しましょう。
そのために利用できるグッズやサービスは、世の中に全部そろっています。
この記事の内容を毎シーズンの習慣にしてしまえば、衣替えはどんどん手間がかからない簡単な作業になっていきます。ぜひ参考にして下さいね!
この記事はお役にたてましたか?
あなたのお役にたてたとしたら、
以下のソーシャルボタンで共有していただくと嬉しいです(^^)
↓
コメント