衣替えのときに、収納から出した服が臭うことってありますよね。
明らかにカビ臭いニオイがすることもあるし、なんとなく甘いけれどそんなに気持ちがいいわけじゃない不思議な臭いとか、オヤジ臭、加齢臭っぽい臭いとか。
この記事では衣替えのときに気になる衣服の臭い対策や、そもそも臭いを予防するのにどうしたらいいかということを書いています。
衣替えのときの臭いの原因は
衣替えのときに、収納から出した衣類が臭うことはよくあります。
しまう前にキチンと洗濯をしていても、保管している時間が長いとどうしても臭いが出てきてしまいます。
臭いの原因は、落としきれなかった汗や皮脂汚れ、その汚れで繁殖したカビのニオイなどです。
少し甘ったるい臭いがあれば、柔軟剤が原因でしょう。
防虫剤といっしょにタンスなどで保管していると、防虫剤の移り香のあることもあります。
シーズンオフには、衣類の繊維に残っているわずかな汚れなどが長い間に酸化して臭いを発します。
シーズン中は酸化するまえに洗濯をしているので、汚れが残っていても気になる臭いが出てこないのですね。
衣替えの臭い対策
衣替えのときに臭いがする衣類は、ふつうに一度洗濯すればたいていは気にならなくなると思います。
でも、毎日の洗濯物もある中で、衣替えの服をぜんぶ洗濯するのも大変かもしれません。
洗濯しにくいものやニオイが強くない服は、1日程度陰干しをしておけば、問題がなくなるものもあります。
陰干ししても洗濯しても、まだ臭いが気になる衣類は、下記のように少し手間をかけて洗いましょう。
臭い対策の洗濯方法
- 50℃ぐらいのお湯を大きめのたらいやバケツに用意します。
- 大さじ3、4杯ほどの粉末の酸素系漂白剤を、お湯によく溶かします。
- 服をお湯に浸けて、30分~1時間程度そのままで置いておきます。
- 他の洗濯物とあわせて洗濯するか、たっぷりの水でよくすすいで漂白剤をきれいに流します。
酸素系漂白剤は、水に溶かすと液性が弱アルカリ性になる粉末のものを選んで下さい。
たとえばこちら
液体タイプの酸素系漂白剤は酸性なので、臭いの元になっていた汚れを落とす力が弱くなります。
また、衣類によっては酸素系漂白剤が使えないものもありますから、洗濯表示マークなどで事前に確認して下さいね。
このやり方はシーズンオフの間に目立つようになったシャツの黄ばみを落とすのにも使えます。
関連記事>>>シャツの襟の黄ばみを落とす方法 原因と洗剤の選び方とか防止とか
衣替えの収納前の洗濯の方法
衣替えのときの気になる臭いの元は、衣類の繊維に入り込んで落ちていない汗や皮脂汚れ、衣類に残っていた柔軟剤の成分でした。
こうした臭いの元は、収納前の洗濯の方法次第で予防することもできます。
衣替えの前の洗濯を「しまい洗い」といいます。長期保管の前なので、ふだんの洗濯よりちょっと手間をかけることになりますが、しまい洗いをすると、シーズン中の衣服の汚れをしっかり落として保管中の衣類の劣化も最小限にとどめることができます。
しまい洗いの方法
- 洗濯槽のカビとりをする
梅雨から夏にかけて洗濯槽のカビが繁殖しやすくなります。このカビが衣類に伝染らないようにします。 - お湯で洗う
お湯で洗うと汚れ落ちが違います。1回目のすすぎまではお湯で洗えると理想です。ただし、お風呂の残り湯はしまい洗いでは使わないようにしましょう。残り湯には垢が含まれているので、かえって衣類を汚してしまいます。 - 汚れを完全に落とす
襟や袖口など黄ばみやすい場所は、部分洗いで繊維の奥の皮脂まで完全に落としましょう。上記の浸け置き洗いもおすすめです。 - 柔軟剤不使用
柔軟剤も臭いの元になります。どうしても柔らかくしておきたいなら、最後のすすぎの前にクエン酸を加えると柔軟剤代わりになります。 - 完全に乾燥させる
いつも以上によく乾燥させましょう。水分が残っているとカビが発生しやすくなります。
ちょっと手間がかかりますけれど、しまい洗いをしておけば、次のシーズンの臭い問題はかなり解消するはずです。
自宅で洗えるものはこんな感じです。
クリーニングに出した衣類は、できるだけ通気性のいいところに保管しておきましょう。クリーニング屋さんから戻ってきた服にビニールがかかっていたら、つけたままにしないで外してハンガーにかけておいて下さいね。通気性があれば臭いはつきにくくなります。
クリーニング屋さんによっては、シーズンオフの期間中に衣類を預かってくれるところもあります。保管無料のところもあるので、気になる方は調べてみて下さい。
まとめ
肌が触れる衣類は、いくらしっかり洗っても汗や皮脂汚れを完全に落とすことはできません。
たいていはこの記事にかいた方法で消える臭いなので、それほど気にしないという選択もありです。
ただ、カビが生えてしまうとやっかいなので、衣類をしまい込む前によく乾かしておくことだけはしっかりしておきましょう!
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